エコミュージアムもろつか しいたけの館21
☆エコミュージアムとは固有の文化を持つ地域の人々が、自らの地域社会を研究し、未来を創造していくための総合博物館のことで、地域全体をひとつの博物館として、住民と行政がともに構想し、有効に活用する手段としての施設のことです。1960年代のフランスで、地方文化の復権運動の中で生まれた概念です。

 コアミュージアム(中核施設=しいたけの館21)とサテライト(衛星博物館=池の窪グリーンパークや諸塚山などの地域資源)とディスカバートレイル(発見の小径=諸塚山スカイラインや林道・生活道・周遊路)で構成され、自然遺産や文化遺産、産業遺産など様々な要素が一体化して全体を作り上げています。 

☆「エコミュージアムもろつか」は、「全村森林公園・諸塚」全体のことです。恵まれた自然遺産と、「まちむら応縁倶楽部」の体験交流事業や櫟(くぬぎ)の森プロジェクトを通して発掘再発見された文化遺産、産業遺産を、諸塚山スカイラインなど充実した日本一の道路網と他に例のない充実した自治公民館活動で有機的に結合・構成されます。

☆しいたけの館21は、従来の施設中心の考え方を脱して、地域の文化や自然を生かしながら活動していくソフト的な部分を重要視していて、諸塚村の地域興しの総合情報発信基地として「全村森林公園・諸塚」の中核になります。

☆対岸には、楽しく遊びながら事前と触れ合う水辺と森の空間「ほたる橋エコパーク」があります。

お問い合わせ

しいたけの館21

TEL&FAX

TEL:0982-65-0178  FAX:0982-65-0189

利用時間

AM10:00〜PM17:00
休館日:水曜日(水曜が休日の場合その翌日)

1F カジュアルな自然派レストラン 元気・四季を食べる「どんこ亭」

        

  

「知識学習ゾーン」
 インターネット体験や書籍情報など諸塚だけでなく自然や森、きのこや環境のことなどいろんな知識が学習できるコーナーです。

「ネット情報広場」:インターネットの中で、各地のインターネット情報や食情報、きのこの情報を簡単に入手できるコーナーです。トラックボールを使った初心者向けのシステムで、ちいさいお子さんからお年寄りまで、誰でも楽しくインターネットが体験できます。

「インターネットカウンター」:ちょっと詳しい方や、ステップアップしたい方向けのインターネットパソコンで、自由にいろんなインターネット空間にアクセスできるシステムです。勉強やいろんな情報入手にぜひご活用ください。

「憩いのライブラリー」:ちょっと休憩するスペースです。諸塚特産の杉の床材に座ったり、寝そべったりして、ゆったりとくつろいでください。諸塚のこと、きのこや森林のこと、環境のことなどいろんな情報がわかる書籍もあります。きのこの専門書は、長年諸塚村と交流のある鹿児島国際大学の吉良今朝芳先生から贈呈いただきました。
「きのこの道」:食べておいしい「きのこの豆知識」を床一面に展示しています。強化ガラスを使用していますので、上に乗っても大丈夫です。諸塚の典型的な山村風景である美しいモザイク林相写真も展示してあります。
 
「森林体感ゾーン」
 諸塚の美しい森林とその森の恵みをテーマにした光と音と映像によるバーチャル体験のできる空間です。

光:諸塚の代表的な森林風景や巨木を大型コルトン写真で表現して、調光装置によるライトコントロールで空間を演出します。

音:村内で聞くことのできる自然の恵みの音(鳥や川のせせらぎ、風の音など)をモチーフにサインドデザイナーがオリジナル曲を3曲つくりました。立体音響システムによる幻想的な演出で、目を閉じて静かに自然を満喫する癒しの空間が楽しめます。

映像「知ってたっけシイタケ」:シイタケの一生を特殊カメラで撮影した貴重な映像を使って、シイタケの一般的な知識と成長の変化といろんなきのこなどを、アニメのキャラクターが紹介します。
 
「櫟(クヌギ)の森ゾーン」
 全村森林公園・諸塚の骨格となる「森の恵みと人のふれあい」によるむらづくりひとつのステップになる「(クヌギ)の森プロジェクト」のコーナーです。諸塚村の山林の98%は民有林で、人工林率86%と高いのですが、針葉樹と広葉樹(クヌギ、ナラ)を7:3の割合で植樹しているモザイク林相と呼ばれていて、水源かん養、水質保全と小動物の生息地などの役割を持ち、環境にやさしい美しい森として全村を覆っています。その象徴としての櫟(クヌギ)の森を見直し、地元の資源を再評価・再発見することがこのプロジェクトの目的です。先人が積み重ねてきた「自分のことだけでなくお互いのことを、現在のことだけでなく子や孫の代のこと」を考えた生き方を受け継ぎ、交流事業のイベントの紹介など、ソフトを重視した村の紹介を行います。

「諸塚村の山々と88集落」:諸塚村は、周囲を千m級の山々に囲まれ村土の95%が山林、宅地はわずか1%しかなく、人口2,402人、799世帯が山腹に点在する88の集落に暮らしています。その88集落の航空写真を展示したコーナーです。あなたの行ったことのない集落はどこですか。

「諸塚探検ギャラリー」:村民と都市の方とが交流しながら、地域資源の見直し発掘を行おうという「地元再発見ツアー」を昨年から各公民館ごとに行っています。そのときつくった地域資源マップの一部を展示しています。どこか行ってみたい素敵なところが見つかれば、インストラクターがご案内します。

「ほたるコーナー」:柳原川を見下ろすギャラリーに、ちょっとくつろぐコーナーを見つけました。ほたる橋の袂でちょっと休んでいきませんか。