<諸塚山スカイライン> 「諸塚山スカイライン」は、諸塚村周遊道路で周囲の町村との境界になる標高1,000m余りの山々の稜線と村中央部を南北に走る尾根を縫うように走っています。昭和52年に、このルートが宮崎日日新聞社観光百選に選ばれたのがその最初です。 九州山地の中央を形成する諸塚連山の尾根を走る稜線車道が中心になっていて、左右には祖母山・阿蘇山などの九州山地の高峰や、遠くは延岡市街、日向灘を遠望できます。また深く切れ込んだ谷筋と緑の山に囲まれた山の中腹に数戸から数十戸単位で点在する山間集落の光景は、ドイツなど中部ヨーロッパの美しい高原風景を彷彿とさせます。 季節に応じて、諸塚山山頂一帯、各尾根筋等に独特の景観が見られますが、特に春の諸塚山のアケボノツツジや樹氷、モザイク林相と言われる針広混交林の新緑や紅葉は圧巻です。少々上り下りのアップダウンは厳しいですが、展望は最高で、ポイントによって、モトクロスバイクやマウンテンバイクのツーリングコースとしても最適のコースです。 もうひとつ忘れてはいけないのが、これらの道路網は地元に生活する人々の重要な生活道路になっていて、林産物の搬出はもとより、日々の生活や人々の交流に大きく貢献しています。 大きくは次の3つに区分されます。 「東のスカイライン」 「西のスカイライン」 <諸塚山スカイラインの構成> |