諸塚山スカイライン・森の駅
諸塚山スカイライン
<諸塚山スカイライン>
 「諸塚山スカイライン」は、諸塚村周遊道路で周囲の町村との境界になる標高1,000m余りの山々の稜線と村中央部を南北に走る尾根を縫うように走っています。昭和52年に、このルートが宮崎日日新聞社観光百選に選ばれたのがその最初です。

 九州山地の中央を形成する諸塚連山の尾根を走る稜線車道が中心になっていて、左右には祖母山・阿蘇山などの九州山地の高峰や、遠くは延岡市街、日向灘を遠望できます。また深く切れ込んだ谷筋と緑の山に囲まれた山の中腹に数戸から数十戸単位で点在する山間集落の光景は、ドイツなど中部ヨーロッパの美しい高原風景を彷彿とさせます。
 季節に応じて、諸塚山山頂一帯、各尾根筋等に独特の景観が見られますが、特に春の諸塚山アケボノツツジや樹氷、モザイク林相と言われる針広混交林の新緑や紅葉は圧巻です。少々上り下りのアップダウンは厳しいですが、展望は最高で、ポイントによって、モトクロスバイクやマウンテンバイクのツーリングコースとしても最適のコースです。
 もうひとつ忘れてはいけないのが、これらの道路網は地元に生活する人々の重要な生活道路になっていて、林産物の搬出はもとより、日々の生活や人々の交流に大きく貢献しています。

大きくは次の3つに区分されます。
「中央スカイライン」
 諸塚中学校のある
柳原を起点に、ゆう遊プレイランドや諸塚小学校のある塚原地区を抜け、日本で最初の尾根筋林道・九郎山線を通って猿越公園、星の久保展望台を経由して諸塚山まで走り、六峰街道と大規模林道宇目〜須木線で、秋政展望台、池の窪グリーンパークを経て起点に戻る総延長約56kmの稜線車道です。大規模林道は、2車線で雄大な眺めの中、ゆったりと快適なドライブが楽しめます。

「東のスカイライン」
 中央スカイラインの池の窪グリーンパークから東へ分岐していて、吉野宮神社、造次郎山を通て、村の最東部・小布所集落に至るルートをいいます。

「西のスカイライン」
 一部未開設区間もありますが、中央スカイラインの飯干峠から西の方向へ向かい、大仁田山、小原井峠、黒岳、横尾峠、高隈山と諸塚村の西側の五ヶ瀬町・椎葉村との境界の1,000m級の山々を結んで、国道503号線終点・吐の川に至るルートをいいます。

<諸塚山スカイラインの構成>