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環境の世紀といわれる今日、環境に悪影響をもたらす違法伐採対策など、地球環境の保全のための森林の適正な管理が必要になっています。そのためには、複雑で硬直化した流通システムによってみえなくなっている森林管理者と木材地用者との距離を縮め、持続可能な循環型の生産流通システムを機能させる必要があります。
その突破口のひとつとして期待されているのが、森林認証および木材認証制度です。現在、日本でもFSC森林認証の取得地が増え、日本型森林認証SGECおよび地域材や環境指標を組み込んだ木材認証制度も広がりつつあります。山が認証制度によって環境を守る山の情報開示を進め、ユーザーとの相互理解のもとで、人に身近な木材、社会に実際に使われる製品を提供する機会が広がろうとしています。 「森林・木材認証フォーラムin諸塚」には、遠方にもかかわらず全国各地の林産地から100名の皆さんが集まり、森を守る技術者集団・林業界を取り巻く現状を考え、それをいかに突破するかという熱い議論を交わしました。 |
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第一日 ■基調講演「認証の時代を読む」 (社)全国木材組合連合会・全国木材協同組合連合会 常務理事 藤原 敬 氏 |
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■ワークショップ 「環境の視点で第3者評価の認証制度を構築」 NPO穂の国森づくりの会(愛知県) 「森林と都市とつなぐ〜水源環境の保全と再生」 NPO緑のダム北相模 (神奈川県) 「小さな流通から広がる信頼の家づくり戦略」 諸塚村産直住宅推進室 (宮崎県) |
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■意見交換会・交流会 | ||||||||||||
第二日 ■森林資源のCoC認証活用戦略講習会 @「通信販売市場における認証製品の可能性」 潟Jタログハウス取締役事業部長 竹本徳子 氏 A「認証木材製品の流通戦略〜グリーン購入法の実際」 FoE Japan 中澤健一 氏 B「世界初!認証シイタケ流通システムの構築」諸塚村シイタケ部会 |
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■認証商品の展示会〜全国各地域の認証商品プレゼンテーション・展示会 (グリーン購入対象品、エコロジー商品、バイオマス、木のクラフト等を含む) |
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■FSC森林認証「みんなの杉クラフトコンテスト」 出品作品展示および入賞者表彰式 |
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今回のフォーラムで、林業界を支える行政はもちろん、環境を守る森づくりに関わる方、山を守る責任を負う多くの方が結集し、情報交換し、いかにユーザーの必要な、地球を守る森林資源の活用を強くアピールするかを考える良い機会となりました。次年度へ向けての新しい取り組みの提案もありました。
これをひとつのきっかけとして、いままで個別にしか動けなかった林業地が、認証システムをキーワードに、同じスタンスで、環境を悪化させる施業の排除と、適正に管理された森林からの資源を提供することが出来れば、ユーザーに強くアピールする力を生み出すことが出来、みんなが積極的に活用できる地域資源を生かしたエコロジーな認証製品の流通が期待できます。 他力本願ではなく、山が自ら動き、山と街が一緒に考え、新しい流通を生み出すことで、森林を守り、地球を守ろうという試みは、まだ始まったばかりです。 |
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