森林認証制度導入プロジェクト
Introduction Project 
of Forest Certification Systems

FSC森林認証公開模擬審査会in諸塚村

 森林認証制度研究会とUFJ総合研究所の協力で、世界的な森林認証システムであるFSCの森林認証公開模擬審査会in諸塚村が開催されました。  

会議報告

日程 平成15年3月18日(火)〜19日(水)
主催 諸塚村森林認証導入プロジェクト会議
共催 諸塚村、耳川広域森林組合諸塚支所、
(財)ウッドピア諸塚、森林認証制度研究会
プログラム
18日

(火)

 

 

 

 

13:00 開会
13:10〜15:00
     諸塚村の林業の概要(説明、調査インタビュー)
15:00〜18:00  現地調査
    (伐採、植林現場、貴重な森林、生産者インタビュー)
19:00〜21:00
     公聴会
19日

(水)



09:00〜10:30  現地調査
    (伐採、植林の現場、貴重な森林、生産者インタビュー)
10:30〜12:00
    諸塚支所加工場での審査・モデルハウス見学 CoC認証審査の概要説明
13:00〜16:00
     書類審査・被審査者へのインタビュー
18:30〜20:30
     審査結果報告と質疑
審査員報告抜粋
富村
審査員
・諸塚村の山をみて、関係する方々の意見を聞いて、諸塚村の森と林業は、村の人々の想いによって成り立っているということが良くわかった。とても感激している。
・おそらく認証には十分に値する。今までの認証したところ、認証審査しているなかでもトップレベルであると推察される。
・認証取得が諸塚村の次のステップになればと思う。
山本
審査員
・手順書をCOCについてもしっかりつくっていくことが必要。
・認証取得はゴールではない。FSCをどうつかうのか、COCは特にFSCをどうつかうにかかわる。FSCをつかって諸塚村をどうやって売るのかという戦略が大切。
・誰がどのようにやるのか。お茶も考えるのか、牛もやるのか。いろいろ考えられるが、やれるところからやるようにして無理をしないのが良いだろう。
白石
審査員
・認証にかかわっていろんな地域を見てきた。諸塚村は、村ぐるみで一生懸命やっているというのがよく伝わってきた。
・山奥という感じがどこにいってもしない。山がよく手入れされていて、どこにいっても人の気配がある。速水林業に行ったときの印象に似ている。
・オビスギは、短伐期で太いものをつくるというという種類。長伐期化するときにどうなるか気になる。施業体系について、森林整備計画をつくるときによく考える方がいい。
・時間的、空間的計画をしっかりつくること必要。計画が重要。
・産直住宅は、FSCを取得したときに非常に有効は販路になるだろう。諸塚村はもっと供給能力に余力があるのではないだろうか。
・認証をとったときの売り方というものをよくみなさんで考えて欲しい。
・FSCのSであるスチュワードシップという言葉には高邁な理念がある。
・FSCは認証取得のあと、より高いところを目指す動機づけになる。


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