立岩小学校閉校
立岩小学校の歴史

立岩小学校のあゆみ 

 本日大勢の皆様のご臨席の中、このように盛大に立岩小学校・幼稚園の閉校・閉園式が挙行できますことに、地元を代表し関係者の皆様に心から厚くお礼を申しあげます。

 立岩小学校は、1校区1公民館という全国的にも珍しい形態をもちながら、97年もの歴史を刻んでまいりました。一昨日、最後の卒業生となった3名の児童に、校長先生から卒業証書が手渡されたところであります。これまでにこの立岩小学校を巣立っていった903名の卒業生の脳裏には、その時代時代の立岩小学校の姿が永遠に消えることはないものと信じております。

 また、先ほど、教育長からの経過報告にもありましたが、昭和54年、現校舎建築に併せて70周年記念式典が挙行され、それから30年近くが経過していくうちには、学校・地域を取り巻く環境は大きく変化してきました。平成7年には、幼稚園も併設されにぎやかな児童・園児の声が校庭にこだましておりました。

 しかし、将来の立岩の現実を見据えたとき、今後の入園入学児童の増が見込めなくなった今、誠に断腸の思いながら、閉校閉園の決断をくださなければならなくなったことを、ここにご報告いたします。PTAをはじめ、全館民苦渋の決断ではありますが、しかしながら、これまで培われてきた立岩公民館の融和と協調の精神は今後も失われることなく、末長く受け継がれていくことを立岩公民館民一同この式典で再確認し、本日が立岩の新しい門出の日であることを認識したいと思います。

 本日ご出席いただきました、村長はじめ村ご当局、議会関係者、歴代の先生方、出身者の皆様、学校という一本の柱を失った立岩公民館ではありますが、今後のますますの発展のために、一層のご理解とお力添えを切にお願いするものであります。

 今日まで立岩小学校・幼稚園を温かく見守りながら、導いてくださった皆様に心からお礼を申しあげ、言葉足らずではありますが、地元代表のあいさつといたします。ありがとうございました。

平成18年3月25日

立岩小学校平成17年度PTA会長 藤田三徳