耳川広域森林組合・諸塚木材加工センター
 耳川広域森林組合は、平成12年8月1日に耳川流域内にある8市町村の8森林組合が合併して組織されました。組合員所有面積10.8万ha、素材取扱量12.3万m3の日本一の森林組合が誕生しました。

 その中の耳川広域森林組合諸塚木材加工センターは、2つの工場からなります。素材取扱量2.4万m3、おおよそ600棟分の住宅用木材の加工をしています。
 
第1工場は、昭和59年創業に組合員の増資と村の助成金等で、森林組合直営の工場としては全国に先駆けて建設されました。当時生産量が増えていた小径木の付加価値を高め、又山村の雇用創出という観点から村民の強い要望を受けたものでした。敷地面積12,700uです。
 第2工場は、平成11年創業で、諸塚村産材の主流になりつつある中目材(径級18cm以上)を対象にした大型工場として整備されましています。敷地面積22,000u。モルダーや蒸気式人工乾燥機械や製品保管庫も整備されています。

「今、全産業において不況風が吹いていますが木材の市況も大変厳しい時代を迎えています。その中で産直住宅を通してエンドユーザーの声を反映しながら、少しでも品質の良い喜ばれる素材を生産して、付加価値を高め、地場の林業を支える工場を目指します」と工場長は語ります。
 新設備導入で二次加工品の付加価値生産性を高め、さらなる飛躍を目指す同センターで働く人は、現在28名。今後も、村民一体となった諸塚村の林業への熱い取り組みが続けられます。


 



耳川広域森林組合 諸塚木材加工センター
TEL 0982-65-0106

E-Mail:mkikaku@morotsuka.jp