諸塚志伝会
Morotsuka Shidenkai

ふるさとリバイバルプロジェクト
Revival Project of our Native Village

『ふるさとリバイバルプロジェクト』

 1999年10月に提起された諸塚志伝会の活動の指針で、主にやましぎの杜を舞台とした環境教育事業「山林塾」の中で実現されています。

 便利さ快適さを求めて都市化する生活の中で、自然の季節感を感じにくくなって久しい。田舎で自然がいっぱいのつもりが、目の前の木々や生き物は本来の姿を失っていっています。

 このプロジェクトでは、ビオトープを始めモデル的な生態系を回復させ、生き物と出会い、観察することのできる、70年代まではあたりまえだったあの風景と日本人の精神の支柱・ふるさとの復元Revivalを目指しています。

 街も山村も、大人たちも子供たちも、自然と親しみ、身近な自然を見る目を養い、森林資源の大切さや価値を、頭だけでなく、こころとからだで感じることが出来る場所を、自分たちの手で創りあげようという試みです。

 まだ、あの「ふるさと」の記憶のある世代、そして原体験にして、後世にそれを伝えていける子どもたちを抱える世代たちの、最後の可能性に期待します。


5年目を迎えるプロジェクトも第3ステップに入り、親子だけでなく、様々な層へ呼びかけ、より高度に、より広く、新たな取り組みの展開段階に入ります。街、山村ともに趣旨の賛同者、協力者を募ります。

 

基 本 理 念
自主性主体性を重視 自分たちの力でみんなの自信と勇気と元気が出る事業を目指す
密度の高い交流体験 都市と山との生活に根付く交流が目的で、集客力より密度の高さを重視
会員制の継続的事業 継続して参加いただくために都市側と連携した会員制で、お互い楽しめる持続的な事業を目指す。また慈善事業ではないので費用は参加者と負担し合う

☆事業概要
 主として、やましぎの杜の休耕田を活用して実験を継続中で、現在第2段階のエネルギー戦略から第3段階の自給型の自然農法戦略に移りつつあります。具体的な運動は、趣旨の賛同者、協力者によるワーキングと、それを生かした環境教育活動の場=山林塾の2つのステージからなります。
T ビオトープによるモデル生態系づくり 1999年10月
ビオトープ整備プラン 水辺を再生し、植物の生育させる環境を創り、生き物が生活できる環境を整備する。
生き物楽園プラン 生態系を維持するために、在来の生物を保護・育成する
ホタルの杜プラン 現地のホタルを飼育増殖
目標1万匹
U 「自然農法」導入 2001年7月〜
菜の花プロジェクト 菜の花を見て、食べて、再生させる循環型作物づくり
エネルギー戦略と密接に関連
粘土団子による果樹園づくり 福岡式自然農法の粘土団子で、休耕田を果樹園に!
「田んぼつくり隊」
「田んぼつくり隊U」
無農薬古代米つくり
V 自然エネルギー戦略の追加 2000年12月〜
薪割り応縁倶楽部 薪ストーブの薪供給システム構築
炭焼きプロジェクト 本格竹炭焼きの体験と供給
バイオガス活用プラン 廃棄物を原料ににしてエネルギー化実験と有機堆肥の活用実験(資材の面で断念)
風力発電活用プラン ミニ風力発電を設置し、その整備実験を行う。(予算の関係で未実施)
実施体制:諸塚志伝会(NPO)主催で外部ネットワークに自主参加の応援を呼びかける