くぬぎの森プロジェクト
Project of Kunugi no Mori

くぬぎ地蔵

 諸塚のくぬぎ地蔵は、しいたけの館21の対岸「ほたる橋エコパーク」に鎮座しています

 古の昔から自然と共生してきた諸塚の民にとって、櫟くぬぎは村の木でもあり、シイタケの原木として森の恵みの象徴でもあります。その森の恵みへの感謝の気持ちと、「苦を抜く木」であるクヌギの地蔵を祀ることで、人の心の苦を抜き、やすらぎと癒しの世界へといざなう願いを込めて建立されたものです。

 諸塚村立岩地区にあった100年を超える巨木を村崎松美氏から譲っていただき、諸塚在住の面師・岡田秀光氏が彫ったものです。

 森の中に鎮座するおだやかな表情のお地蔵さんを見ると、日ごろの疲れも忘れてほっとする時間が流れます。

 是非お参りしてみて、お地蔵さんの頭をなでてみてください。きっと幸せな気持ちになれると思います。

 ご要望の多かったくぬぎ地蔵のミニチュア版と櫟くぬぎ地蔵のお札は、しいたけの館21でご案内しております。

櫟地蔵由緒

 諸塚村は、山を守り森林をつく創り、自然と共生しつつ森の恵みを受けながら暮らしてきました。森林には、人の心をいや癒す景観や身近にふれあう場が存在します。本村では、森林の持つこれらの側面を生かし、全村森林公園化構想の一環として、自然や伝統など森林文化を再評価し、都市と山村が共生する豊かな『櫟くぬぎの森づくり』を進めています。
 櫟は、しいたけの原木であり、しいたけ栽培発祥の地・諸塚の村民の暮らしを育んできました。昭和52年には村の木に指定されています。櫟くぬぎは、「苦抜木」でもあり、人の苦を抜き、元気にするという意味合いから、樹齢百年を超える櫟を素材とした地蔵を制作しました。この地蔵を愛でることで元気を与えられ、地域の発展につながればとの願いが込められています。

 
 


           

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