檪の森プロジェクト
Project of Kunugi no Mori

地元再発見ツアー 八重の平地区
平成13年度B八重の平地区(八重の平公民館)
日時 平成14年2月16日(土)〜17日(日)
参加者  土の人(地元の方)  13 名
       風の人(来訪者)    8 名
 

<集落の特長>

西郷隆盛を追う官軍の宿泊場所となった観音堂。多少朽ちてはいますが、保存に値する歴史的建造物。中に安置する「11面観音像」は、本像の頭に11面がのり、その上に小像がのる珍しいもの
西郷隆盛を追う官軍の石碑。村人が、官軍の軍資金1万円(現在なら、1億円程度)を預かったとの記録もあります。 美しく広がる防風林。巨樹・巨木がまとまってあります。
土(地元の方)の人と風(来訪者)の人が一緒になって報告します。
 
親子で、ともに作成した地域資源マップです。 神面つくりの名人に、地元の中学生が聞き取り、製造工程を一枚のマップに仕上げました。

 

 

土の人(地元の方)の声

・身近に八重の平を感じることができた
・内容が盛りだくさんで地図を書くのに困らなかった
・(こういう調査をすると)ゆっくりとした時間をもてる
・無理して生活しているのでは。もっと自然と共生した生き方ができるのではないか
・美しい風景が見られた
・昔の人は、いろんな道具を使っていた
・面の作り方が分かって良かった
・改めて生活を見直すいい機会となった
・お年寄りの話を聞く機会をもっと持ちたい

 

風の人(来訪者)の声

・豊かな食生活がうかがえる
・集中して巨樹、巨木が存在する
・(それぞれの家に)立派な蔵があるために、どの家が本宅か分からない
・思わずスケッチしたくなるような街並みがある
・自分の足で歩くことにより、音や臭いが直に感じられた
・よそ者から見ると住みやすいところのように思えるが、水の便が悪いために外に移り住んだらしい。実際に生活する人でないと分からないものなのか
・昔のものを捨てる場合、せめて写真を残したい
・参加した中学生が、地元を離れて生活し、大人になったときに、今回の調査の意義が分かり、ふるさとに誇りを持てるようになると思う