諸塚村森林認証研究会
Morotsuka Reserch Society
for Forest Certification

森林認証制度とは

 森林認証 Forest Certification とは、森林管理や林業経営が、設定された水準に達して良好な状態にあるかを、第三者機関が認証するものです。森林認証は、通常森林経営単位において実施されますが、諸塚村では村全体のグループ認証を取得しています。 

 森林認証を行う認証機関には、FSC®(Forest Stewardship Council®森林認証協議会), PEFC( 森林認証基準を相互承認する団体Programme for the Endorsement of Forest Certification Schemes)、SFI(持続可能な林業イニシアティブSustainable Forestry Initiative)などがあります。

 諸塚村がFM(森林管理)及びCoC認証を取得したFSC認証制度は、世界で最も早く認証制度を創設し、環境問題と森づくりを融合させながら、「適切に管理された林業経営」をめざし、森林管理を認証しています。また、日本独自の森林認証システムとして日本全体の林業の底上げを諮る目的で「緑の循環」認証会議SustainableGreenEcosystemも創設されました。


CoC認証とは
 さらに、認証された森林から生産された木材などの森林資源の加工製品は、森林からユーザーにわたるまでのすべての生産・加工・流通過程で分類表示し、追跡する生産物認証production Certification を併せて行えば、ロゴマークを貼付することができます。そうすることで、ユーザーが認証商品という生産者の顔の見える安全な商品を選択して購入することが出来て、それが持続可能な森林経営・管理に対して経済的な支援することにもつながります。

 森林認証制度では、森林管理の認証であるFM認証と、生産、流通、管理の過程でのCoC認証(Chain of Custody)があり、しっかりと管理された森林と良識あるユーザーを繋げています。 

 耳川広域森林組合の諸塚木材加工センター(FSC®C022797)では、このCoC認証をFM認証に先駆けた平成16年9月に、いち早く取得し、諸塚木材加工センターから日本でもトップレベルのFSCの製品が流通できるようになっています。

 また、諸塚村しいたけ部会(FSC®C001800)、日向農業協同組合諸塚支店(FSC®C013329)世界初のFSC認証シイタケの流通が始まりました!