諸塚村には、平地がほとんどなく95%が急峻な山林です。その環境条件を生かして、われわれはユニークな林間放牧実験に取り組んでいます。 林間放牧は、畜産の面では粗飼料軽減・省力化を可能にします。しかも、林業や自然保護の面では山林荒廃を防ぎ、下草刈の労力を軽減する効果も期待されているのです。 平成8年度から平成11年度にかけて宮崎大学を中心に4つ大学と共同研究を行って、技術面や環境面の影響を考えた新しい畜産と林業の複合経営として位置付けて林間放牧を調査研究しています。
肉骨紛の餌が原因と思われる狂牛病が世間を騒がせていますが、諸塚の林間放牧牛は、林野で鍛えられ、自然の草で育った強く健康な牛です。 元気・四季を食べる「どんこ亭」では、この林間放牧牛=野牛のロース肉を使った「シイタケ野牛丼」が味わえます。
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