南川生活改善グループ

栽培、加工、販売の一貫体制でこんにゃく作りに取り組む

 

古くから作られていたこんにゃく芋を、栽培、加工、販売と一貫して行うことで、より付加価値の高いものにできるはず、という思いから、昭和六十年、南川公民館婦人部を中心に設立された南川生活改善グループ。婦人活動として、宮崎県のモデル地区の指定も受けたこのグループは、村おこし事業の一貫としてスタートし、こんにゃくをはじめ新商品開発に積極的に取り組んでいます。
「諸塚の自然の中から生まれるものをうまく活かして、収益をあげられるようにという思いが、設立した時からありました。そこで、昔からある割には、あまり活用されていなかったこんにゃく芋に注目したわけです。こんにゃくは、芋の栽培から加工、販売まですべて会員の手で行われています」(椿峰子代表)会員は現在十一名。勤務婦人も多いため、作業はローテーションを組んで行っています。昔ながらの手法で作られるこんにゃくは、すっかり諸塚の名物となりましたが、平成五年には菓子製造の認可を受け、神楽団子やあくまきなど新しい商品も生まれてきています。