まちむら応縁倶楽部
環境を学ぶエコツアー

延岡市恒富小 森のエコスクール
(文部科学省事業 豊
かな体験推進事業)

  平成18年10月に恒例となった延岡市立恒富小学校の学外実習「森のエコスクール」(文部科学省 豊かな体験推進事業)が2泊3日で開催されました。 

開催日 平成18年11月7日(火)〜9日(木)
参加者 延岡市立恒富小学校 計63名
引率教諭・保護者12名  5年生51名
主催 延岡市立恒富小学校
受入 諸塚村観光協会
※自治公民館連絡協議会の協力の下、森の古民家世話人を中心に、各集落の交流事業への協力者で組織されている。エコツアー受入態勢の骨格となる
サポート 諸塚村、諸塚村自治公民館連絡協議会、諸塚村寿会連合会、(財)ウッドピア諸塚
耳川広域森林組合諸塚木材加工センター

 

実施目的 (学校)子供たちが豊かな人間性や社会性を育むために、都市部から農山漁村に出かけ、農林漁業や自然体験を行なうなど、異なる環境における豊かな体験活動を促進する
(受入)豊かな森と自然と共生し、村落共同体の相互扶助精神の残る山村が、机の上から脱出して「こころ」と「からだ」で環境を学ぶ諸塚型エコツアーのステージを提供し、子供たちの人間形成の一助となる。
グループ  2グループ4班に分かれ、各集落で受け入れ、それぞれオリジナルプログラムを楽しむ。


☆山村集落での受け入れ
 今回の体験ツアーは、諸塚村観光協会および村民の協力をいただき行うものですが、各グループの受入は、森の古民家等を中心とした集落単位となります。

 諸塚村の集落は、山間に分散する独立性の高いところが多く、村落共同体の相互扶助体制と意識がまだしっかり残っています。地元の方とのふれあいや共同炊飯体験を通じ、都市市民が古くて新しいものに出会い、山村の昔ながらの生活文化に触れることが目的です。

 したがって、旅館やホテルと違って、自分たちの生活スタイルまで変えての至れり尽くせりのサービスはありませんし、宿泊や食事の準備も体験学習や環境学習のメニューとなります。地元の方とのふれあいや共同炊飯体験を通じ、子供たちが古くて新しいものに出会い、山村の昔ながらの生活文化に触れ、こころとからだで感じて学ぶことが目的です。児童達は、お客様ではなく、懐かしいおじいちゃんおばあちゃんのところに帰る気持ちで泊まります。

☆食事
 今回事業の食事は、それぞれの集落の特長を生かした食材を用意しています。田舎の祭りは、みんなの持ち寄りしてみんなで料理したものを食べたものです。調理するのは子供たちです。地元のおばあちゃんたちの指導を受けながら、天然の素材を使って自分のつくった料理のおいしさは、ほんものの感動です。

初日

諸塚村畜産振興センターで開校式の後、牛の世話を体験しました。
最初は怖がりながらも、徐々に慣れて来ました。

お昼からは、木材加工センターで木の勉強です。
 初日の宿泊は、七ツ山公民館と森の古民家「藤屋」です。晩ご飯は特製の豚汁などを、みんなで一生懸命つくりました。 

2日目

 2日目は、2班に分かれての活動です。1班は飯干地区で「森のお宝マップ」をつくりました。

2班は、「椎茸選別場」で、椎茸の商品つくりをしました!

 夕方には、森の古民家「へいだの里」に集合し、芋掘り体験をしました。夕食は、、掘ったサツマイモで芋ご飯などをつくりました。

3日目は、ほたる橋エコパークで古代米の脱穀体験です

 最後は、振り返りとして、みんなでそれぞれの体験を発表しました。

今回も、世話人達の問いかけに、元気に反応して、目を輝かせて行動する子供達の姿に感動しました。これからも様々な体験をすると思いますが、諸塚での体験が、生きていく上で、少しでも力になればと願っています。

 エコツアー日記 特別編 「恒富小学校森のエコスクール」

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諸塚村企画課 しいたけの館21
TEL 0982-65-0178