森林の学校へ行こう
環境を学ぶエコツアー

宮崎大学農学部 森のエコゼミナール

研修レポート集

  平成16年8月9〜10日に宮崎大学農学部地域農業システム学科の学外実習「森のエコゼミナール」(宮崎大学・もろつかエコツーリズム研究会の共同開催)が開催されました。 

 このページは、参加された学生の方の研修レポートを原文のまま掲載したものです。大学生が生の山村をどうとらえ、どう感じたのか、非常に興味深い内容になっています。

 

17040530 山口裕

目的:宮崎県北部に位置する諸塚村の農林業の現状を、1泊の合同研修によって把握し、森林に関わる村民の人達と直に接して、これからの田舎の生活を体験する。

日時: 平成16年8月9-10日

○ 産直住宅モデルハウス
 全てが諸塚産のヒノキでできており、人体への害がないといわれている。バリアフリーも完備されており、まさにこれからの家づくりに必要とされるモデルハウスである。非常に頑丈な作りで、開放感あふれる部屋だった。
○ 木材加工センター
 小高い山の上に作られ、今年度より操業開始された。私の実家の近くにも、このような加工センターがあるが、産地で直に加工される様は、諸塚村の方々の林業に対する自信が感じられる。
○ へいだの里
 ここでは、まず古民家の周りの庭の整備をした。畑の畝の除草と、庭木の裁断。常に人が手を加えていないと、やはり自然に繁ってしまうので、手入れが肝心だと思った。夕食の準備として、鳥を六匹つぶしたのだが、地元の指導員さんの「鳥は野菜だと思え」という言葉が印象的だった。自分で屠殺した鶏はうしろめたかったが、おいしく頂いた。
○ 畜産振興センター
 数えきれぬほどの牛を目の当たりにして、これほどの数を世話していくのは、とても大変だと感じた。まして、牛一頭を移動させるのにも大変な苦労がいると初めて知ることができた。このような施設のおかげで、日本の安定した牛肉の供給が可能となっているのだろう。
○ 池の窪グリーンパーク
 数百種のハーブが育てられ、販売されていた。大規模な施設だったが、来客者がおらず、殺風景であった。

感想:農林業に対する村民の方々の取り組みを直に見て、過疎化と小規模化を食い止めようとする強い意志が感じられた。おそらく日本の農業の本来あるべき風景が、この諸塚村のようなところではないだろうか。

17040570 吉原光彩

 この研修で訪れた諸塚村は、日本の原風景ともいえるような風景が延々と続いている場所でした。私たちは、諸塚村産直住宅モデルハウス、木材加工センター、やましぎの杜、畜産振興センターなどを訪れました。
 モデルハウスは諸塚村という林業の村ならではの、木を惜しみなく使った家でした。将来このような家が多くできればいいと思いました。
 木材加工センターは当たり前ですが、本当にたくさんの木がありました。大きな木材加工センターがあるということは、林業に携わる人は村にはたくさんいて、その人達の家族もあわせると、とても多くの人達が林業に関わりを持っているということです。林業は、諸塚村の経済の流通などに大きな役割を果たしてきただろうし、同時に今でも村にとって欠かすことのできない重要なものなのだろうと改めて実感できました。

 やましぎの杜では、まず草刈りをしました。そこは、草がうっそうと生い茂っていました。きっと今までにも何度も何度も刈られてきたのでしょうが、それでもなお生い茂る草を見ると、植物の生命力は強いなあ、と思いました。同時に、昔ながらの美しくのどかな日本の山村の風景は、怠ることのない人の手が入って初めて目に映るものなのだと感じました。

 次に地鶏の鍋をつくりました。実際の地鶏つぶしはやましぎの杜の方がやってくれましたが、その後の解体や調理は、やましぎの杜の方々に教えられながら自分たちでやりました。
 おそらくほぼ全員が初めての体験だったのではないでしょうか。私は初めのうちは、すごく怖くてたまりませんでした。現実には、私は牛や豚や鶏の肉を食べているし、野菜も魚も果物も食べています。だから怖がっている場合ではないことは頭では分かっていました。しかし実際にそこで鶏が死んでしまうと思うと、それがすごく残酷なことのように思えて、最初は見ることすらできませんでした。しかし、だんだんと作業が進んでいくうちに見ることだけならできるようになってきました。というか、見なければいけない、という気持ちになりました。このままでは何のために研修に参加しているのか分からなくなるし、このような経験はしておくべきだと思いました。

 とても大きな鍋で作った地鶏の煮物はすごくおいしかったです。当たり前のことなのですが、肉も魚も野菜も、私たちが口にするものは全て生命があるものです。その生命があるからこそ私たちは生きていけるのです。私たちはそのことをきちんと認識して毎食毎食を食べていかなければならないと思います。理解することと体験することには大きな違いがあると思います。誰でも、その一口一口が、大切な生命からできているということは頭では分かっているのです。しかしそれでも食べ物を残してしまうのは、そのことを見て、行動して、体で感じていないからだと思います。もっと多くの人達が私たちと同じように体験すれば、日本の食物廃棄量は減少するのではないか、と本当に思ったりします。だからそこ、この研修でたくさんの食物が余り、処分されたことは、とても残念です。来年からは、そういうことがなくなったらいいと思います。

 畜産振興センターでは、牛の世話を少し手伝わせて頂いたり、牛へ注射をしたり、直腸検査をしたりするのを見学したりしました。
 牛の世話は本当に大変なようでした。移動させるだけでもかなりの体力が必要なようでした。それに、牛は生き物だから、一日も世話を怠ってはいけません。それから当たり前のことですが、牛にも人間のように一頭一頭に性格がありました。ブラッシングをした時、おとなしい牛もいれば、元気すぎるくらいの牛もいました。人間がそうであるように、牛を育てるのにもきっと愛情が必要なのだと思います。とても大変でしょうが、やりがいのある仕事ではないかと思いました。また、牛舎には木のくずがありました。これは前日に訪れた木材加工センターのものです。地域に密着して農林業をすることで、いろんなものが循環され使われているのだなあ、と思いました。

 この研修で、私は当たり前のことを実感させられたように思います。環境への配慮や、自然や他の生物との関わり、そしてその生命の大切さ。それから、私たちが今まで生活してきた中で得た知識や、大学に入って学んだことを実際に体験することもできました。
 私はこの研修に参加できて本当に良かったと思います。

17040520 柳原志代

 諸塚は深い山々と空とに囲まれた美しい村だった。
 一日目、木材加工センターには木から立ち上る臭いが充満していた。諸塚で切られた木々は、燻煙乾燥されて、防虫、防腐処理をされ、エコ住宅等に使われるという。のこぎりやかんなをかける際に出たくずは養鶏や養豚に利用される。また、諸塚村では全ての木材に諸塚産のものを使用した「産直住宅」が存在する。オリエンテーションを受けたモデルハウスは木のなめらかなぬくもりがここちよい建物だった。森林浴と同じ作用があるといわれた、どこかの教授の言葉そのままに居心地がよい。

 私たちが研修をしたのは藤屋。大豆応援倶楽部の畑と銘打たれた大豆畑の草取りと畝作りが主な作業だった。いつ雨が降るか、という中での作業だったが、頑強な雑草を取り除く作業は案外に楽しく、時間はあっという間に終わってしまった。担当の農家の方のお話しでは、応援倶楽部のオーナーの方が大豆の畑の世話をしにやってくるのは年に数回程度で、その他の世話はやはり周辺農家のものがしなければならない、大変だということである。農地保全のため、こうした畑や棚田などのオーナー制度があるということは、以前から知っていたが、こうして当事者の生の声を聞くのは初めてのことだ。改めて、実際に体験してみなければ、見えないこともあるのだということを実感させられた。作業の合間の休憩時間には畑の脇にある冷たい湧き水を飲んだり、手を洗ったりした。とても美しく、澄んだ水。上流に位置する農家の人々は、このきれいな水を使うことができるが、同時に下流のために気を使い、きれいに使わなければならないという。

 夕食は交代で分担してつくった。畑で育った大豆でつくった豆腐、ほくほくとしたカボチャや川魚、漬け物など、どれもおいしかった。農家の食卓はほぼ地産地消の産品ばかりである。大変そうだが、これが一番理にかなっている気がする。

 二日目の畜産振興センターでは牛の給餌をした。ゆっくり草をはむ牛はいつまで見ていても飽きないほど可愛い。牛の大きさ別に餌の量や種類などが厳重に設定されていて、何かの工場のような印象を受けた。
 各班別の体験発表では、積極的に意見を言う人、だんまりを決め込む人など様々だったが、いろいろな意見が聞かれてよかった。他の班の人の体験談も興味深かった。諸塚村は、自然の中にあってそれとの調和がうまくはかれているという印象を受けたが、しいたけの館にあった情報施設などのように、山奥の土地であるからこその不便が解決されていくといいと思った。これはどの農村にもいえることだと思う。

 今回の研修では、わずかながらも農村の生活の良さ、悪さの実態を知ることができて、有意義だったと感じている。論じるばかりではなく、実際に触れてみなければ分からないことが本当にたくさんあるものだと思う。今後もこのような機会を大切にしていきたい。

17040140 坂田浩太

 僕が諸塚で感じ、学んだことは、人間は元来自然を利用して生きてきたので、そのことに関する自然への配慮を忘れてはならないこと。ありきたりな言い方ですが、生命というものはかけがえのないものなので、決して粗末にしてはいけないということ。携帯電話やコンビニなど、便利な道具や施設がなくても、ちゃんと生活していける能力を人間は本来持っていることの3つです。

 諸塚の方はとても親切で、僕たちに様々なアドバイスや興味深い話しを聞かせて下さいました。中でも村には村内でのラジヲ放送があり、村の誰かが怪我や病気をしてもすぐに分かるという話しを聞いて、この結束力が諸塚が林業などで成功している要素の一つではないのだろうかと思いました。

 鶏を殺したことや、牛の世話で感じたことは、農業や畜産というものを考えるにおいて、生き物を扱っているので血や糞尿を見たり触れたりするのは当たり前であり、それを汚いというのは間違いであって、むしろ当然だと思わなければいけないこと。畜産という産業やそれに携わる人々がいるからこそ、肉のある今の食生活が望めるということを忘れてはならないということです。僕は鶏を殺した直後は平気でしたが、後になって少し衝撃を受けました。

 宮崎に戻った後、激しい台風がありましたが、林業において台風等の自然災害に関することについても聞いておけばよかったなと少し後悔しました。

17030340 直江亜矢子

 今回の学外研修Iの目的は「農林の現場に触れることの少ない私たちが、農山村の現場を見る、経験すること、農業の食料生産以外の役割を知る」であった。
 諸塚村は森が95%を占め、山の中に道が多い。平均して100m×100mの中に60mの道が走っている。山の、茶色い部分は落葉樹、針葉樹と広葉樹のモザイク林相で、日本でも珍しい。生物も多く、このようなモザイク林相は山の力が強くなるそうだ。林業が盛んで、切った木は加工のために村を出るのではなく、村の中に公益加工場を持っている。村がFSCの承認を受けていて、林業への力の入れ具合が感じられた。工場の中には燻煙場もあり、燻煙したものは防虫効果が強いらしい。

 一日目の午後からは、班行動になった。私は昨年この研修を落としたから今年参加したわけだが、今年参加して本当に良かったと思った。昨年と違う内容だったが、まず宿泊の研修はものすごく楽しかった。一年生に友達ができたので、参加する前は不安だったけど、班別行動で自分から積極的に話しかけたり、活動したことで、良かったと思った。一日目、まず初めに剪定など、庭の手入れを行った。昔は盆と正月など、親戚が帰ってくる時、気合いを入れて手入れをしたとおっしゃっていた。石垣のコケ採りをしたが、草をむしると石と石の間にある土が出てきてしまって、崩れそうで怖かった。あれは大丈夫なのでしょうか。その後、鶏の屠殺がありました。鶏は六匹くらい、羽と足を縛られていました。私はチェチェンの首切り映像を思い出していました。生きたままのどにナイフを入れられる前の恐怖、刃を入れられた首の痛さ、どのようなものなのでしょう。農家の方が手本を見せている時、かわいそうなんて思っては駄目だという思いと、痛そう怖そうかわいそうという思いが交錯していました。農家の方は、「野菜と同じと思わなければならない。食料がなければ生きてはいけないんだから、かわいそうなどと思ってはいけない。感謝しなければならない。」といっていました。
 私は、最初は貴重な体験だし、もう一生こんなチャンスはないかも知れないから、自分も屠殺を体験しようと思っていましたが、どんどん手の力が抜けていってしまって、自分にはできないなと思いました。斧で一発で首を落とすならまだしも、ナイフで動脈を切って、暴れるのを押さえて血を抜かなくてはならないのです。尻込んでしまいました。目の前で生きている動物を、食糧と思うことはできませんでした。魚、タコならさばけるのですが…。鶏、ほ乳類になると自分はできません。死んでしまえば、熱湯につけて羽もむしれたし、解体もできました。それは肉です。生→死への壁は大きいと思いました。グロいから嫌などとはみじんも思いませんでした。内臓もさわれたし、取り出すことができました。この二つの体験が私の中で大きかったです。最後の最後まで印象に残りました。夜、酒も交えて村の人と交流をしました。あって間もないのに、そこのお母さんが学生の一人を「息子」といった時、すごく親しみを憶えました。できるだけ大人の人と話すようにしました。すごく楽しかったです。九州は味付けが何でも甘く、夕飯はすごく甘くて苦手でしたが、おいしく頂きました。みんな「食べ物を無駄にしちゃ駄目と思った」と言っていたのに、すごく残ってしまい。次の日に捨てられました。悲しく思いました。無理して食べなきゃいけないくらいの量では多すぎるので、少し少ないくらいでよかったかもしれません。夜、星を見に行きました。本当に自分の人生で初めてあんなにたくさんの星を見たのは初めてで、農山村の夜はいいなと思いました。

 自給自足の生活に近づけたかは、正直あまりそうはいえませんが、本当に貴重な2日間でした。ぜひまた行きたいです。

17040580 若杉潤也

 諸塚村で体験したことは、自分たちの日常ではできない(しない)ようなことばかりであったので、とても新鮮だった。
 諸塚村はとても山奥にあり、バスの運転手さんは"秘境の地"と言っていた。行ってみると、なるほど、何時間もかかるし、山道は険しいしで、運転手さんが言っていたことが実感できた。また、林業やしいたけの栽培が盛んなところである。

 自分たちの班は畑の草取りと川魚をさばくことと、豆腐作りを体験した。
 畑の草取りは50mぐらいの長さのある畑に生えている雑草を抜く作業で、こんなにもいっぱい生えていて一日で終わるのだろうかと心配していた。が、みんなで力を合わせることにより予定通り終わることができた。草取りが終わった後の畑を見ると、何ともいえない達成感があった。
 川魚さばきではマスのうろこをはがして、割りばしをえらから体に通してねじって内臓をえぐり取るということをした。初めはかなり抵抗があったが、食うためには仕方ないと思いさばいていった。この体験で食べ物は生き物であるということを再認識させられた。自分たちは生き物の命を食べさせてもらって生きているということを自覚し、感謝しなければならないと思う。

 地元の人との交流では若い人がいっぱい来てくれたので面白い話しをいろいろ聞くことができた。年配の方からはこの諸塚村には自分たちのような人や技術が必要だと言われた。予想以上に若い人達もいたので、これからの諸塚村をもっと盛り上げていって欲しいと思った。

 次の日は牛に餌をやった。牛舎にはたくさんの牛が飼われていたので、餌をやるだけでも大変な量と時間がかかっていることが分かった。しかし牛はとてもかわいいし、やりがいのある仕事だと思う。
 この2日間はまだ"農業"のスタート地点に過ぎない。今からもっといろんなことを体験したり、勉強していきたいと思う。

17040420 福山潤一

 私が諸塚村見学に際しての説明を受けたとき最もインパクトの強かったのはプリントで「地鶏つぶし」という文字を見た時だった。私は牛も鶏も豚も肉は食べるが自分で殺して食べるということはしたことがなかった。当然自分が食べている肉を自分では殺す作業もせずに善人面して、かわいそうだなんて言う気はないが、実際殺される生き物を見るとかわいそうだと思う。そのため、鶏を生で殺すところを見たくなかったのもあり、川魚料理を選ぼうかと思ったが(魚も当然生き物だが、正直インパクトは違う)、滅多に見るものでもないし、肉を食べて生きる以上は一度体験しておくべきだと思い、3班を選択した。

 このレポート提出に際しても3班の人はやはり鶏について記している人が多いものと予想されるが、私も例にもれず鶏の印象が強かったため、そのことについて触れたいと思った。そのような気構えであったため、当然諸塚村に到着した時も鶏のことが頭の片隅にあった。へいだの里に着き作業の草むしりは家主の人が半分は済ませてくれており、実際、私たちは仕事という仕事はしていない。それは家主の人の私たちへの心遣いだと思った。
 仕事が終わり、いざ鶏の絞めとなる前に殺される前の縛られて観念したかのようにおとなしい鶏を見て、これは殺せないと思った。実際シメが始まって、ナイフで喉を斬られる鶏の表現は何ともいえなかった。へいだの人は私たちの前で殺して見せてくれ、私たちがやる番になると、私はできなかったし、皆も躊躇していたところ、へいだの人は鶏は野菜と同じだといった。私たちが生きるために育ててきて客人を招いた時などに食べる貴重な食糧なのだ。へいだの人は慣れた手つきで鶏を殺して見せ、私たちは躊躇したが、決してへいだの人が残忍で、命を軽視しているわけではないだろう。むしろそうやって身近で命が絶えている様を見届けている村の人達の方が、命というものを理解できていると思う。私たちがいつも見ているのはスーパーや食卓での肉塊であり、やはり生きていたものが肉となり料理として出てきた時とは違う。へいだで学んだことは諸々だが、鶏から学んだことは大きいと思う。

 諸塚村の人達はほとんど自給自足の生活で一つの集まりになっており、彼らの団結、協力は凄いものがあると思う。私たちの研修にもたくさん人が集まって下さり、みんなでお酒を飲んでとても楽しそうにしていた。最初に村の人が言っていた「ここでは普段の暮らしとは違うもの、ないものを体験し、学んで欲しい」と言っていたが、あの村の体験に限らず、自分と違うもの、自分にはないものを知り、それをいいものも悪いものもプラスにして自分の身につけ学び、生かすということは、大切なことだと思う。この大学生活も人との出会いや経験などさまざまなことを広い意味で勉強し、身につけたいと考えている。

17040250 土居 操

 8月9・10日に学外研修で諸塚村へ行きました。まず諸塚産直モデルハウスで矢房さんのお話を伺いました。諸塚村は、木材関連企業や環境NGOなどが集まって結成された森林認証を行う組織であるFSC(森林管理協議会)により、九州では初めて認められ、さらに森林だけでなく、村のほとんどが認定されたので世界で珍しいようです。次に木材加工センターで説明を受け、昼食を済ませてから各班ごとに分かれました。

 私は藤屋班でしたので、まず大豆畑の草取りをしました。その畑はオーナー制で、所有者が種植え、草取り、収穫、味噌造りのために年に4回やってきます。草取りを終え、男子は川魚料理、女子は豆腐作りを体験しました。豆腐作りの過程はあまり憶えていませんが、豆腐が完成する前に一口頂きましたが、とても甘くておいしかったです。川魚はますで、塩焼きと味噌を付けたホイル焼きを食べました。夕食は地元の方達と一緒にいただき、交流会をしました。私は諸塚に行く前は若い人はほとんどいないだろうと、勝手に思っていましたが、交流会では若い方も参加して仲良くなりました。七ッ山は涼しく、とても素晴らしいところでした。地元の方はみんな優しく明るい方ばかりで、私たちが帰る時には孫のようだといって泣いてくれた方もいて、私は七ッ山が好きになりました。

 10日は他の2班と合流して畜産振興センターで牛の世話をしました。私は初めは離れて見ていましたが、近寄って牛が干し草を食べやすいようにほぐしていると、目の前の牛がとてもかわいく、愛らしいと思うようになりました。しかし、その牛たちが自分たちの糞尿の上で寝ているのを見て、決していい環境ではないと思いました。また、私たちが目の前でじっと見ていたのも落ち着かなかっただろうと思います。それらストレスのせいか、怒って鳴いているようでした。でも杉本先生が獣医さんと一緒に諸塚の山で牛にGPSを付けて放し飼いをしながら牛の行動等を研究されていると聞いて、牛にも農家の方達にもいい環境や飼育法法が早く見つかるといいと思いました。

 私は今回の体験で様々なことを学びました。諸塚は自然がたくさんあり、素晴らしいところだと思いますし、諸塚の方達と触れ合えてよかったと思います。しかし山での生活は不便だろうし、若い人も少なく問題は多いと思います。これから私に何ができるのか、何をすべきなのか分からないけど、後期からの授業でも多くのことを学び、たくさんのことを吸収していきたいと思います。

17040500 宮内 優

 私はこの「森のエコゼミナール」をとても楽しみにしていた。宮崎にもともと住んでいるのだが、まだ諸塚村に入ったことがなかったし、今まで体験していないことが体験できるし、そして、学科の友達と泊まれるし、修学旅行に行くような気分だった。地鶏つぶしは、絶対に体験しようと思ってバスに乗り込んだ。

 初めに到着した場所は「諸塚村産直住宅モデルハウス」という諸塚村でとれた木材や材料を使った家だった。その家では、これからのスケジュールや、諸塚村についての説明を受けたのだが、受けている間、新築の香りと木の香りがして居心地がよかった。説明を聞いていると少々狭くて姿勢を崩せなく手足がしびれてしまって、あまり話しに集中できず、残念だった。私は説明を聞く中で驚いたのは、村の95%が森林であるということである。確かに、バスの車内から見る風景は緑が多かった。川沿いの道を走ったのだが、家はちょこちょこ川岸にあって、もうそこから後ろは山々がずらりと、取り囲むようであった。村の95%が森林ということを妙に納得していた。そして、モデルハウスから耳川広域森林組合諸塚木材加工センターを見学した。たくさんのスギの丸太が大きさ順にまとめられていた。見学に行った時はちょうどお昼休みか何かで作業員の方達がいなくて作業現場は見れなかった。残念だった。それにしても、木の削り粉みたいなものがたくさんたまっていた。このような状況で作業したら、肺などに粉が入って大変そうだなあと思った。そして、そこでももちろん木の香りを嗅いでいた。なんか、木の香りって凄く落ち着けるなと思う。私たちは普段から木の臭いとか嗅ぐことがないから、特にそう思ったのかも知れない。木材加工センターは高台にあって、周りを取り囲んでいる山々を見ることもできた。すっごく気持ちがよかった。立っているだけで汗が出るくらい扱ったんだけど、景色を見ることで、暑がりの私でも立っていられるくらい、さわやかな緑色だった。

 昼食を食べて、とうとう3班に分かれて、やましぎの杜に着いた。いよいよ農作業の体験である。お世話になる農家の人達の紹介があった。皆さんとても陽気な人達だった。空いてからすぐに草刈りがあった。暑い中での草刈りは、正直つらいだろうなと思っていた。バスの時間も長くて疲れていたせいもあったかも知れない。初めは2つの班に分かれて、私たちは、花壇の雑草抜きだった。土が軟らかくて、雑草はするする抜けるだろうと予想していた。ところが、雑草っていうのは、しぶとかった。きれいに植えられてあるはずである花の本体と一体化しているほどに茂った雑草は、私の目では見分けがつかなかった。おばちゃんに言われて、「これが雑草だ」と確認しながら作業をした。だから、私の作業ペースはかなり遅いペースだった。雑草は花の根の近くから出てきているため、一気に抜こうとすると、花まで抜いてしまいそうだった。おばちゃん達のペースはすさまじかった。次から次にほいほい抜いていってしまう。座って作業をするので腰が痛くなったりもした。おばちゃん達が、かっこよく見えた。そして、草刈り後半戦は、山の斜面に立つことで、精一杯だった。こんな私で、草刈りできるのだろうかとかまを持ちながら、しばらくの間、ぼーっと立っていた。立つことに慣れてきたので、刈り始めた。ここで、かなり気をつけたのが、とげとげがある草の存在だった。肌に当たると、痛がゆくなるらしく、おじちゃん、おばちゃんも、頻繁に注意してくれた。私は当たることはなかったのだが、積極的に草刈りを頑張っていた友達が当たってしまった。肌が当たると痛がゆいらしい。つらそうだった。山に入る時は、絶対、山のことをよく知っている人と行かなければと思った。おばちゃん達のおかげで、無事に山から出ることができた。

 草刈りが終われば、次は待ちに待ったお料理タイムである!!私は行く前から、このレポートの最初に方に書いたように、地鶏つぶしは、やるぞーと決め込んでいたはずだった。だが、実際やるとなると、鶏を全く見ることができずに、離れていた。鶏の足を掴んで、コンクリートに頭をたたきつけて、殺すらしい。私は想像しているだけで、音だけ聞いた。聞きたくなかったのだが、聞こえた。友達たちが、打ち付けた鶏をつかんで、ぞろぞろ小屋から出てきた。口から血がしたたってたり、まだ痙攣しているのがいたり、見ることができず、どうして皆は普通(ではないかもしれないけど)に鶏を持っているんだろうと思っていた。私は、それからも作業を見ているだけで、やっと、鶏が解体された部分から、肉となる部分を切り分ける作業をすることができた。このような姿になってしまえば、もう自分の中では肉としてみることができた。最初の鶏を殺す時点と、解体作業の時点の気持ちは、違うものだった。帰る時の各班別の体験発表のときにも、言った人がいたのだが、同じ鶏でも、生きているものとしてみるのと、商品、物としてみる場合があるんだと思った。じゃないと、殺すということはできないと思う。畜産をすることは、命がある動物を、物としてみなければならないと私は考えた。私は肉を食べるのは、大好きだ。でも、鶏を殺すことができなかった。かわいそう、むごいと思ったからだ。しかし、料理になって食べるのは、全くそのようなことは考えもしない。たくさん、おいしく食べた。かなりの矛盾がある。考えれば、食べるものは全てそうだ。私は空手部に入っているのだが、空手部のおB産が「いただきます」の意味について語っていた。「いただきます」には2つの意味があるそうで、1つ目は、作ってくれた人に対しての感謝を表す「いただきます」である。そして、もう1つは、食べるものに対しての「いただきます」というものだと言っていた。感謝して食べるということだった。この研修で、私が1番に心に残ったのは、私の鶏に対しての心の変化によって、食べ物の大切さが、またさらに深くなったことだ。鶏を解体していると、腹の中に、できかけの卵があったりもした。エコ・アニマルサイエンスの講義で紹介されてた通り、鳥の体の構造を実際に解体していく中で分かった。やっぱり頭で憶えるというより、体で見て憶えるという方が、インパクトがあって理解しやすくなる。また鶏の解体作業があんなに力がいるものとは知らなかった。骨に付いた肉をそぎ落とす作業のとき、肉は骨にしっかり付いていた。力と根気が必要だった。そこでのおじちゃん、おばちゃんたちの手つきは素晴らしくて、いろんなアドバイスとともに私たちをリードしてくれた。

 夕食時になって、心を込めて「いただきます」と言って食べ始めた。私は、おじちゃん、おばちゃんたちとしゃべりたかったのだが、別々のテーブルになってしまったので、残念だった。メニューは鶏のうま煮と、酢物と、白いご飯と、そばだった。お釜で炊いたご飯は、ご飯の味がした。すごくおいしかった。残さないと思って食べていたのだが、かなりのうま煮が余ってしまった。申し訳なかった。「いただきます。」と宣言したのに、「ごちそうさまでした」は言えなかった。もっと、食べる量を考えて、地鶏さんを殺す数を考えればよかったと思う。

 2日目は牛舎へ行った。牛の世話をしたのだが、この世話は戦いだった。仔牛を移動しなければならないのだが、すばしっこい、力が強い、少し恐怖感がある..。というようなことで、なかなか私自体が作業に協力できなかった。仔牛は見た目は大きな目をくりくりさせて、非常にかわいい。どうして、あんな風に、四方へ飛びながら暴れると想像できるだろうか。全くできなかった。でも私は、この学外研修がこのまま終われば、後悔すると思った。たくさん様々なことを体験しようと意気込んでいたのに..。見てたりする時間が長くて、作業はあまりしていなかったのだ。そこで、私は勇気を出して、牛を引っ張って柵に結びつけて、ブラッシングをするということをしてみた。牛は引っ張ろうとすると、すごい力で踏ん張る。私一人では抑えきれない力だった。3人がかりでやっとの事で、柵に結びつけてブラッシングした。でも後ろ足で蹴られそうで、へっぴり腰でブラッシングした。慣れていないことをやるのは大変な作業だ。でも、慣れていても体力がいる仕事で、牛が好きな人でないとつらいかなと思う。それに世話をしているうちに愛情が出てくると思う。だから商品としてみている人は少ないと思った。けれども出荷しなければならない。それが仕事である。なんか、すごく矛盾しているような気がする。どうしても、そこのところが自分で納得することができない。でも必要な仕事なのである。難しい。

 私はこの研修を通して、講義を聞いているだけでは、分からないところを分かることができた。ただ、屠殺と書いてあるだけでは、流してしまうだけだったが、今はもう莫大な労力と心労が想像できる。牛の世話っていっても牛のバカ力を想像できる。そして、何より食べることについて考えることができた。

17040310 西元貴一

 初め私はこの研修は農学部と関係がないと思っていた。だからあまり乗り気じゃなかった。しかし実際は、1泊2日の体験をして感じたことがたくさんあった。
 まず諸塚村に入って、大自然ということだけ思った。見える景色が森や川ばかりで、信号もなくて、もうその時点で初めての体験だった。そして、木材の加工センターに着いたとき結構ハイテクな機械が揃っていることに驚いた。また炎天下の中、工場長の人が一生懸命に詳しく説明してくれたことには、深く感動した。そして諸塚を知ってもらおうという気持ちがよく伝わってきた。林業についてどんな仕事をして、どんな商売をしているのか、何も知らなかったが、ちょっと分かった気がした。その後、へいだの里に移動したが、そのときのバスの運転手も心温かい人だった。そしてまず着いてから私たちの班はトウモロコシの収穫をすることになった。その畑に移動してまず気づいたのは、周りをワイヤーみたいので囲んでいることだった。それは、カラスよけのためだと聞いた。こんなものでできるのかと昔の人の知恵は今でも使っていけるということを改めて感じた。そして次に、地鶏つぶしの時間になったが、私はおじさんの手本を見て、かなり変な気分になり、その場から去ってしまい、貴重な機会を逃してしまい、今思えば残念だ。村の人達は地鶏などを動物として思うのではなく、野菜と思って料理すれば、気が楽になると言ったが、初めての体験で、それは抵抗があった。しかし、自分たちが生きていく上では、このくらいはできないといけないと思った。そして、夕食の時間になり、やっとご飯かあという達成感が湧いてきた。全てのものが無添加で食べられるという滅多にない体験ができた。村の人達と一緒に囲んで食べると一層おいしく感じられた。

 この体験でいろんなことを学んだりした。木材加工の大変さ、必要最低限度での生活方法、命の尊さ、村の人の寛大さ、などなど、まだ細かいところでまだある。また、この研修で、入学して話したことのない人と話ができ、よかったと思っている。この研修のおかげで、今後の大学生活が充実しそうである。

17040460 松岡美里

 私は、この研修に行く前は、恥ずかしいことなのですが、携帯電話が使えるのかどうなのか、ということばかり心配していました。今の私たちの悪い癖だと思いますが、いつでも携帯電話をいじってしまうのです。携帯依存症な私でしたが、今回の研修では、画面を見ていては分からないことをたくさん体験でき、とても有意義でした。
 あんなに標高の高いところで生活をしたことがなかったのでまず蚊がいないと言うことに驚きました。標高が高いので日差しがきついと聞いていましたが、それほどでもなくて、とても涼しかったです。私の愛媛の実家も山なのですが、家にいる時ぐらいとてもリラックスできました。

 私は3班でへいだの里に行き、まず、草引きと木の剪定をしたのですが、私は家が農業をやっているので、それほど苦ではありませんでした。駄目なのは地鶏つぶしでした。生きている鶏の首を切って足を持ち、血抜きをしていてもなお羽をばたつかせているのが恐ろしかった。地鶏つぶしをしている最中にカラスが鳴きながら飛んでいて、皮肉なものだと感じました。同じ鳥類でありながら殺される鶏と気ままに飛んでゆくカラス…。微妙な気持ちになりました。ですが、少し鶏の解体を見ていると、体のつくりが分かり、よい勉強になりました。脂肪が黄色だったのが予想外でした。地鶏つぶしを恐くて2羽分ぐらいしか見なかったので、代わりに私たちの世話をしてくれる近隣の主婦の方々と野菜を切っていました。やっぱり主婦はテキパキとこなしていたり、飛んでいたアブを何匹も捕まれて袋に入れていて、母はすごい!!と思いました。大学に入ってから料理を始めたので、まだまだ修行が必要です。できた料理は本当においしかったです。かわいそうだと思っていた鶏を有難く頂きました。もう肉となった鶏を見るとお腹が減ってきて、人間の気持ちはこうも簡単に変わってしまうものかと思いながら、おかわりまでしてしまいました。地元の人とお酒を飲みながら話しをしていると、村の人々は自分たちの行っている林業にとても自信を持っているのが分かり、とても格好良かったです。外材に負けない木をつくろうと努めている心がけが他とは違うのだと思う。諸塚村のようなところが増えれば、日本の外材輸入も減り、熱帯雨林の破壊もくい止まるのではないだろうかと思いました。おばちゃんの作った梅酒がとてもおいしくて、つい悪のりしてしまい、引率の先生や世話をしてくれた農家の人達に迷惑をかけてしまい、本当に申し訳なかったです。初日最後に見た星が今まで見たことがないくらい1つ1つキレイに見えたのが感動でした。天の川も見えて、本来、電灯がなければ、こんなにも美しく見えるものを、便利さに溺れているから見逃しているのだと気づき、もったいないことをしていたのだと思った。あのきれいな夜の空を忘れないようにしたいです。

 2日目、私は初めて牛の世話をしました。最初予想以上に大きくて恐かったのですが、わらをやったり、触ったりしていると、だんだん愛着が湧いてきて、帰る頃にはかわいくてしかたなかったです。1頭1頭よく見ると顔が皆違って、触っても怒らない牛もいれば、怒る牛もいて、牛も個性があるのだと思いました。

 研修の最後に言われていた"いつもできないことを体験できる"ではなく、"普段やろうと思えばできるが、やらないことを体験できる"がこの研修の意義を表していると思いました。私たちが日常生活で口にしている肉は、鶏のように、牛や豚も同じように誰かの手によって解体されているだけで、その現場を目撃していないから、何も思わず食べるのだと思う。ただそういう機会がないだけなのだ。今回体験したことは、私たちの生活と関わりのない別のものではなく、結びついているということを感じました。この経験を無駄にしてはいけないと思う。食糧、命の大切さ、ありがたさを自分なりに考え、有効に使うことを心がけたいです。また世話をしてくれた村の人達に感謝したいです。有難うございました。

17040260 土地俊宏

 バスに乗って3時間ほどして、何もないようなところについた。林業が主な産業ということで杉が生い茂っていた。モデルハウスにつくと諸塚村の説明を受け、とても活発に活動をしているのだと思った。木材加工センターについて、加工の手順を聞いた。それから班毎に分かれて、お世話になる村の方々に挨拶をして、早速作業に取りかかった。作業内容は大豆畑の草取りであった。この大豆畑はオーナー制で、いろんな人に地面を貸しているそうだ。作業を始めると、みんな急に無口になり、黙々と草取りをしていた。雨が降りそうな天気だったが、そのおかげで涼しくて作業をしやすかった。草はそんなに多くなく、取りやすかったが、時々背伸びをしないと腰が痛くなった。途中、休憩に入り、お茶を飲んだがとてもうまかった。水がきれいなので近くのホースから出る水で顔を洗ったりもした。あちこちに伸びているホースのおかげで、田畑に水が引けると先生がおっしゃっていた。まだ休憩時間もあるのにみんな作業を始めていた。作業が終わったと、みんな充実していたように思われた。短い時間だったからかもしれない。これが毎日だったら、あんな速いペースではやれないだろう。

 夕食の準備を始めた。男は魚をさばき、女は豆腐作りであった。生きている魚をさばくのは抵抗があったがだんだん慣れた。夕食は村の人達も参加していろいろな話しを聞かせてもらった。次の朝、お世話になった方々にお礼を言ってバスで移動した。そのときいろいろお世話になっていたおばさんが涙目になっていた。短い間だったが、私たちも感動した。畜産センターでは牛に餌を配った。ひどい臭いがすると思っていたが、キレイにしてあるので、それほどではなかった。最後に全体発表をして学校に戻った。二日間は短かったが、いろんなことを体験した。私はこれを良い体験に終わらすだけでなく、これから学ぶことに生かしていきたい。

17040220 鶴田功祐

 この研修で、まずは諸塚木材加工センターでの見学でしたが、この諸塚を見た限りでは、日本には無駄になっている森林が多いと思いました。輸入材木の方が安価ですむかもしれませんが、手入れされなくなっていく森が多いのはもったいない気がします。

 次に昼食を取った後、やましぎの杜で地鶏つぶしをしたのですが、良い経験になりました。殺すから残酷というわけではなく、それを食べる人のためになるから良いことだと、いろいろ考えました。
 そば打ちも初めての経験でしたが、難しかったです。このやましぎの杜に来て一番驚いたことが水がとてもおいしかったことです。昼食をとったしいたけの館の下に流れていた川もきれいで、やっぱり田舎だから環境汚染もなくきれいなんだなと思いました。
 翌日の畜産振興センターでは、子牛の点滴や人工授精のやり方などを習いましたが、実際に子牛をブラッシングしてみて大変さを知りました。

 この研修で農村は今の情報化社会といわれるものとは違うと思いましたが、日々の生活は忙しいけれど精神的な充実が得られるとても良いものだと思いました。

17040440 前原 等

 諸塚村には初めて行きました。自然に囲まれていていいなあと思いました。いろいろなことが初めての経験になると思ったので、積極的に物事に参加しようと思っていました。僕の班は、やましぎの杜でした。最初に草むしりと下草刈りをしました。おじちゃんが、触れるとかゆくなる草があるから気をつけろといっていた。注意していたけど、見事に触れてしまった。わりと早く終わったので良かった。地鶏つぶしは初めての体験だったし、興味津々だった。おじちゃんが鶏の頭を「がんがん」と打ち付けた時はあ然としてしまった。いきなりのことだったのでびっくりした。首を切り、血を流し、毛をむしった。簡単に毛は抜けるものなんだなと思った。微妙に鳥の体が温かかった。かわいそうだと思ったけど、仕方ないことだと思って開き直った。友達がさばいていくのを見ていたけど、指示を得ていても、難しそうだった。うまく身を骨から切るところができなくて、無駄になった部分もあって、もったいないと思いました。初めてした薪割りだったけど、案外簡単に薪が割れたし、うまく割るコツをつかんだ気がしたから良かったです。そばの生地をこねる時、ぬるま湯を少しずつ入れながらこねるけど、入れる量が分からなくて、少し失敗したように見えたけど、結果オーライだったので良かったです。晩ご飯がとてもおいしそうで、楽しみでした。地鶏のうま煮はとてもおいしかったけど、肉が意外と少なくて残念でした。そばも5、6本が一緒にまとまっていて、固くなっていました。でも、おいしかったし、楽しかったから良かったです。地元の人達との交流はなかったけど、クラスのみんなと飲んだり、食べたり、話したりしていい思い出になった。

 2日目の牛の世話は、実家も牛を飼っていたしたことがあったので懐かしく思った。
 諸塚村ではとても良い経験をしたと思います。ぜいたくを求めなければ十分生活できると思いました。生き物の命についても考えることができたし、これからは食べ物を残したり、粗末にしてはいけないと思いました。諸塚での研修に参加できて本当に良かったです。来年も参加できたら参加したいです。

17030470 原田隆之

 昨年の学外研修Iにいけなかったが、昨年は日帰りで今年は一泊二日で、昨年よりは内容の濃い学外研修だったのだと思う。今年の学外研修が一泊二日と知った時は昨年いけなかったことをとても後悔したが、いざ学外研修が終わってみると今年行くことができて本当によかったと思う。
 まず木材加工場は、見学のとき、機械が動いているところや実際にそこで働いている人を見ることができなくて残念だった。特に、ビデオで見ていた木材を長さや太さごとに選別する機械が実際に動いているのを見たかったが、あれだけの人数が見学していたら、仕事の邪魔になるだろうし、仕方がないのかとも思った。諸塚村の自然に乾燥させた木材を使用したモデルハウスは、夏なのに涼しく、木の良い香りもして、化学物質を使用していないので、シックハウス症候群の心配もなく、さらに家の中にいるだけで、森林浴の効果もあるそうなので、その家の欠点といったら、木材の値段くらいで、将来こういう家に住みたいと思う。

 次に、班毎に分かれて、畑の草取りをしたが、それほど広い畑ではなかったし、そこを10人くらいで草取りをして結構時間がかかったと思う。でも実際に農業をしている人達は、これより比べられないほど広いところを、今回の自分たちのように一度だけでなく、定期的にやっていうのだろうから、大変だと思う。夕食にしても、ニジマスの内臓を割りばしで口から取る方法があるなんて知らなかったし、手作りの豆腐もとてもおいしく、本当に一泊二日で良かった。地元の人達との交流のときに、思っていたより、若い人がいて、驚いたけど、それでも年配の方に比べ、若い人の人数は圧倒的に少ないように思えた。諸塚村の近くに高校がないらしく、高校から親から仕送りをしてもらって遠くの高校に行くらしいが、そういう人達のどのくらいが将来諸塚村に戻ってくるのだろうと思う。

 翌日の畜産振興センターでの牛の世話は、牛に給餌してできなかったけど、目の前で見る牛は思っていたより大きかったし、最初は頭を触るだけでも緊張した。センターの人から、この牛には多くとか、少なめにとか教えてもらったけど、一頭一頭の体調を理解し、覚えているのだろうと思い、良い牛を育てるためには大切だと思った。
 学外研修で諸塚村に行って、一部だけれど、そこの山、畑、そこに住む人達を見て、諸塚村は「理想の農村」の一つだと思った。最後に、地元の人達は普通に霧島をそのまま飲んでいたのには頭が下がりました。

17040040 鵜瀬忠弘

 今回の学外研修で、普段することができないような貴重な体験をすることができました。学外研修は、山や川などの多くの自然と共存しており、コンビニや自動販売機もないような普段の生活とはかけ離れているとことであり、体いっぱいに自然を満喫することができました。牛舎の清掃、牛の点滴、牛のブラッシング、木材加工センターの見学などのように、学外研修でなければ行くことも、することも、見ることもないようなことが計画としては様々ありましたが、その中でもやはり「やましぎの杜」でのことが一番の思い出となりました。

 やましぎの杜では、地鶏つぶしやかまどでの料理作り、そば打ちなどをしました。地鶏つぶしは、生きたままの鶏をつぶすことから始まりました。生きている鶏を捕まえコンクリートに頭を打ち付けつぶしました。生きている鶏は、つぶした後でも頭や体を動かしており、とても気味悪く、あの訴えかけるような目は、今でも記憶の中に残っています。これは普段目にすることができない光景であり、こういう仕事をしている人の辛さ、きつさを知ることができました。湯に通し、その後は毛をむしりました。びっくりするくらい毛は簡単に抜けることができ、また、吐き気が起こるくらいの匂いもありました。鶏をさばくのも大変でした。地鶏つぶしが終わると、かまどでの料理が始まりました。ガスコンロではなく、薪で火おこしからはじまりました。火おこしは、中学校の遠足などでしていたため、楽にすることができました。ただ、この作業を毎日するのは大変だと感じました。そば打ちは全くうまくいかず、自分には向いていないということがよく分かりました。そばといっても、うどんのような麺や5本くらいひっついたような麺など様々で、食べる時にはとてもきつい思いをしました。1日目の夜には、テレビもなく、音楽もなく、久しぶりにのんびりとし、仲間との楽しい一時を過ごすことができました。学校では、しゃべったこともない同じ学科の仲間と仲良くでき、高校の時の修学旅行のような気分に帰ることができました。

 初めは、学外研修なんてだるいだけと思い、あまり行く気がしていなかったが、2日間の日程が終わると、学外研修に行ってよかったという気持ちになりました。今回の学外研修を通して、新しい仲間との出会いや、普段大学生活を送っている時にはすることができないような貴重な体験を味わうことができました。テレビやガスコンロなどの身近に存在するものがないところでの生活は、自分の生活を見直すことのできるいい機会となりました。また、鶏一匹を食べるようにするだけのことでも苦労するということを身をもって体験することができ、食べ物の大事さ、食べ物を粗末にしてはいけないということを改めて実感できました。今回の学外研修は、最高の思い出ができたこととともに、自分にとってプラスになるようなものを得ることのできた、とても有意義な2日となりました。

17040190 武石将司

 今回の学外研修ではとても貴重な体験をすることができたと思う。8月9、10日、研修ということで、諸塚村に行くことになった。
 道を進むにつれ、車通りが少なくなり、道も狭くなる。近代的な建物はいつの間にか見なくなり、気がつけば、緑豊かな景色の中にいた。そこは、普段の生活では見ることのできない風景だった。実は、諸塚には部活の合宿で、一度だけ来たことがあったが、そのときは、とても景色とかを楽しむ余裕はなかったが、今回は、思いっきり自然とふれあうことができた。

 まず、木材加工センターなどに行き、諸塚のことや宮崎県の林業の現状などを聞き、しいたけの館で昼食、各班に分かれ、宿舎に行き、次の日は、畜産振興センターに行き、牛のブラッシングや牛舎の清掃、給餌など、牛の世話をした。そして食事を取り、発表会をし、解散という日程だった。そのなかでも、とくにいんしょうにのこったのは、「やましぎの杜」でのそば打ちと地鶏つぶしなどをしたことだ。草刈りや花壇の手入れを早々と済ませた後は、メインともいえる地鶏つぶしとそば打ちが始まった。ニワトリを捕まえに小屋に行く、ニワトリもいつもとは違う雰囲気を感じたのだろうか。一斉にさわぎだした。お構いなしに今回研修でお世話になった甲斐光さんが慣れた感じでニワトリをつかみ、コンクリートに頭をたたきつける。ニワトリはぐったりし、血を流すニワトリもいた。あの生暖かさと何ともいえない目が今でも印象に残っている。次にお湯につける。こうした方がけが簡単にむしり取ることができるという。そのときに注意するのは、80℃前後の湯がよいということ。あまり熱すぎると肉まで煮えてしまい、おいしくないという。塩できれいにした後は包丁でさばく。あまりの光景にまともに見れない人もいたが、みんな頑張ってさばいていた。調理する時も薪で火をおこし、かまどや鉄鍋で調理。ガスコンロや炊飯器など、指一本でする時代なので、このようなことは初めてのことだったし、難しさも分かった。料理も完成し、みんなで夕食。薪で炊いた米は格別だったし、悪戦苦闘しつつも頑張ってさばいた鶏やそばも形は悪かったが、味は特別にうまかった。大学に入り一人暮らしになり、味気なかった夕食も、みんなで食べることができ、最高においしかった。テレビもなければ音楽もない、そんなところだったが、テレビの代わりに星を見上げ、音楽の代わりにみんなと話す。今まで、話したことのない人と話すことができ、みんな楽しい人達ということが分かった。今回の研修では、本当にたくさんのことを学んだし、考えさせられた。

 今までの生活の中で、あって当たり前、食べられて当たり前というのがあったが、諸塚に来て、いつもあるものがないという環境の中で、知恵を絞り、どのように生活していくかというすべを学んだし、食べ物は、あって当たり前という考えも甘いことだというのも感じた。地域の人のあたたかさも感じた。非常に貴重な体験ができたし、最高の思い出もできた。とても意義のある研修だった。

17040360 坂東仁樹

 私は今回の研修は行く前は正直いってあまり乗り気ではありませんでした。理由としては二日目の牛でした。動物が苦手の私にとって牛は恐怖でした…。
 そう思いながら研修の一日目はまずバスで移動するのが長いのに驚きました。だんだん町から離れていくのが分かり、少し不思議な感じがしました。

 木を加工するところは周りを全て森に囲まれていて、ずっと周りを見回していました。加工をするにしても皮を削った丸い木や角張ったものなど、様々なありました。
 その後は大豆畑の草むしりでした。大豆の間の草を取るのは単純な作業だけどやはり大変でした。立ってみた時と座って草をむしっている時に、見るとでは違って、座ってみた時は2倍くらいに広く見えました。
 夕食は自分たちで魚や豆腐とかをつくって食べた。豆腐は市販のものとは違って味が濃いように感じて、魚なども、とてもおいしく食べることができました。夕食には地元の人も来てくれて多くのことを話して、とてもいい経験ができました。
 そして、二日目の牛の世話になりました。牛を間近で見るのはほとんど初めてで、予想以上にでかくて、少しびびりました。餌も本当に大量に食べていて驚くばかりでした。
 今回の研修では初めから最後まで新鮮であり、驚きの連続でした。

17040300 中村 務

 今回の学外実習は、諸塚の自然に触れるとともに、昔ながらの農村での古き良き生活と、その知恵などを体験し、これまでにない生活を経験する、とても貴重な機会だった。私は今まで宮崎で生活していたのだが、ずっと市内に住んでいたので、これまで諸塚の集落ほどの田舎生活は体験したことがなかった。今回の研修では、諸塚村産直住宅モデルハウス、木材加工センターを見学し、それから3つの班に分かれ、それぞれ田舎独特の体験をするという内容だった。私は、やましぎの杜で、農地の草刈り、地鶏つぶし、そば打ちを体験したのだが、どれも初めてのことばかりでとても新鮮であった。中でも地鶏つぶしはとても強烈だった。今まで自分が当たり前のように食べていた鶏肉が、実際に生きた鶏からさばかれていく過程、その様子を目の当たりにした時のショックは今も忘れることができない。目の前で本当についさっきまで生きていた鶏が殺され、普段スーパーで見かけるようなただの鶏肉になっていく。当たり前のことなのだが、それを見てしまうと食べるのが少しだけ申しわけないという気持ちになってしまった。普段何気なく食べている食材にこういった裏の一面があるということを知り、とても考えさせられた。
 二日目は、畜産振興センターで牛の世話(給餌、洗浄、ブラッシング)などを体験し、牛の直腸検査などを見学した。実際に牛に触れて、ブラッシングをしてみたりしたが、見ているのとやってみるのでは全く違い、ただブラシをかけるのにとても苦労した。これを毎日繰り返し、牛を商品として出荷できるまで立派に育てるのは大変なことだということを身にしみて感じた。この他にも、牛の人工授精を行う前の、雌牛が発情期かどうかをチェックする直腸検査も見学した。授業で勉強していたことだったので、それを実際見てみることにより、より一層理解が深まったように思う。
 今回の学外研修では、農村で生活する人の苦労や、素晴らしさ、生活の知恵、そして、大学で学習したことを実際に生かし、体験してみることの重要さを学ぶことができたと思う。もちろん今回だけではその全てを理解するということはできないと思うので、またこういう機会がやってくることを期待したい。

17040590 渡辺由記

 1泊2日の中で私はいろいろな体験ができて、とても充実した2日間でした。宮崎に来て山が多いなとは思っていましたが、諸塚村ほど緑が多いところは初めてで、感動しました。何よりも山の手入れがきちんとしていて、改めて自然の良さを実感しました。帰ってきてから大学の近くの山を見て手入れの違いが何となく分かり、林業は本当に必要なことだと思いました。人が一度手を加えてしまったからには、それを持続していかなければいけないことに気づかされました。
 諸塚村で体験したことでは、やはり地鶏つぶしが印象的です。いつも肉を買う時は「食べ物」としか見ていなくて、生き物だとは知っていてもそれは知識の上だけで、実際に命を奪って食べているということは考えませんでした。しかし、生きているものを殺して、自分の手でさばいて食べると、生き物の大切さを見つめることができ、農家の人が自分で育てたものを食べることは、自然を身近に感じていくことなのだと思いました。諸塚村に行く前から地鶏つぶしはやってみたいと思っていて、でもその行為はやはり残酷なことで、死んだ地鶏の羽を取った時に気分が悪くなりました。それでも自分たちが食べるために殺したんだし、と思い、最後まで解体しました。そういったことができて、有難かったです。他にもそばを作るのが楽しかったです。みんな初めてで、うまく作れたのかどうかも分からなかったけど、とてもおいしく食べられました。ただ、自然の大切さを感じたぶん、全て食べられなかったのが悔しいです。普段も食べ残しとかは捨ててしまうけど、いろんなことを学ばせてくれたのに、命まで奪ったのに最後まで食べれなくて申し訳なくなりました。
 諸塚村に行ってみて、短い間だけど少しだけ山での生活を知り、山が今まで以上に好きになりました。普段できない生活ではなく、人がしていないような生活を選び、暮らしている人々がうらやましくなりました。これからも機会があればまたそんな生活を体験していきたいと思いました。

17040090 清崎正樹

 今回、学外研修でおこなったことは主に農家の手伝い(草刈り)、地鶏つぶしでした。僕は地鶏つぶしには積極的に参加できませんでした。その理由は、うまくいませんが、どうしても見れなかったんです。学外研修に参加し時ながら地鶏つぶしに参加できなかったことは少し自覚が足りなかったと思います。
 諸塚村は山がきれいで、道路の下にも美しい川が流れていて、まさに自然がきれいというのはこういった場所のことなんだと思いました。それは諸塚村の人々が自ら山を美しくしようと思い立ち、村おこしを行っているおかげでした。その村おこしは県からも大きく評価されていると聞きました。その成果は学外研修で訪れた民宿の人々の温かさから十分すぎるほど理解することができました。
 二日目に行った牛の世話の体験では実演を踏まえて人工授精の行い方を教えてもらいました。これは授業で習っていたポイントだったので、そのときの知識が大変役に立ちました。そしてそのときにこの学外研修の意義が分かったような気がしました。やはり大学での授業では聞くだけの知識ばかりで、時にはそれだけの知識では十分に理解できないこともあります。その知識を今度は見て学習することで補うことができ、新しい見方により、理解をさらに深めることができます。これらのことが今回の学外研修の意義であると僕は思います。
 今回の研修で生えることができたものがとても多かったような気がします。新しい勉強の仕方などもそのうちですが、何よりも僕が心を打たれたのは、民宿の人々の暖かさです。やはり自然の中に住んでいる人は心が優しかったです。それに気付けただけでも僕は今回の研修は僕に大きな影響を与えたと思います。これらを大事にして、これからの勉強に役立てて行きたいです。

17040540 山口葉子

 学外研修Iでは、農業・農村の実状を肌で感じることができ、村の温かさにも触れることができたので、本当に貴重な体験ができたと思います。
 私が参加したへいだの里班では、農地の草むしりととうもろこし畑でのとうもろこしの収穫を体験し、地鶏つぶしも行われました。現地に着くと、すぐに作業を開始し、村の人の優しさを感じながら、なごやかに草むしりを終え、とうもろこしを焼き、食べました。そのとうもろこしは堅く、甘みは少ないものでしたが、昔はこれが当たり前に食べられていたと聞きました。その後、地鶏つぶしが執り行われましたが、血を見るのが怖かったので、参加できていませんでした。村の人は、鶏は野菜のようなものだと言っていたのですが、生きて動いている動物の首を切るのは見れませんでした。普段スーパーなどで売っている肉が、生きて動く動物のものだというのは頭では分かっているけれど、実際に自分の目で見るのは怖かったです。夕食の準備を進める中でも、村の人が親切にいろいろ教えて下さり、普段では味わうことのない村の生活をすることができました。夕食では村の人が大勢集まり、楽しく食事することができ、村で進められている農林の整備の話しも聞きました。この研修がなければ体験できなかったことが多いと思います。
 この研修では農学部として学ぶことがたくさんあったと思います。地産地消の実際を見ることができたし、自分の生活を見直すこともできました。村では、互いに協力しあい、つながりが深く、自分たちの取り組みに誇りを持っていました。大量生産・大量消費の時代が終わり、今こそ地産地消が実施されるべきだと身をもって感じました。大学で教わることを実際体験するのは重要なことだと思います。
 これから先、大学で学ぶことを生かすためにも、今回のような研修は大切だと思いました。大学では、諸塚村のような農村の人々の気持ちや理念を忘れずに農学を学んでいきたいと考えます。私は将来、諸塚村のような農村を支えられるような職業に就きたいと思うようになりました。また、自分が普段何気なく残したりしている食物の貴重さも感じることができました。最後に訪れた畜産振興センターでは、牛を世話することの大変さも学びました。世話をするうちに、一頭一頭の性格の違いも感じ、たった数時間ではなく、数日かけて体験してみたいと思いました。これからこのような研修があるならば、意欲的に参加し、知識を増やしていきたいと思います。「百聞は一見にしかず」なので、このような研修をさらに多く実施して欲しいと思います。

17040050 大重貴宏

 今回の宿泊学習は、とても実りのあるものになったと思う。私たちは、まず諸塚村の木材加工センターを見学した。そこで木材を大幅に使った家を見学した。その中でオリエンテーションを受け、この村がどんな地域振興のための努力をしているか、村を誇れるものにしようという前向きな姿勢を見ることができた。木材を製材として加工している工場も見学させてもらうことができた。木材をここで加工しているのかと思うとすごいという思いでいっぱいになった。見学している時、ここにある木材はどんなにいいものでも安く買われていってしまうのかと思った。林業が衰退していったのも林業で生産されるものが一次産業のもので安く育てるのにも時間がかかるためだと思う。この状況は海外からの安く大量に使える木材が入ってきているうちは、どうしようもないと思うけど、どうにかしないといけない課題だと思った。
 この後各班ごとに分かれ、諸塚村の人達にお世話になった。最初は、こんな山奥しかもこんな高台で人が住んでいることがすごいと思った。まず初めに任せられた仕事はとうもろこしを取ってくることだった。昔ながらのとうもろこしらしいのだが、村の人々が都会の人にも味わって欲しいとこの種類を作っているそうだ。私は作るならおいしいのを作ればと思った。次は地鶏をつぶすことになった。私も最初は体験したいと思っていたが、血を見てしまうと怖じ気づいてしまってできなかった。村のおじさんは「鶏も野菜と一緒、食べるために育ててきたんだから怖がっては駄目。生きるために鶏を殺す。」と。実際自分たちが見ていないだけで食卓にはたくさんの命が並んでいる。改めて「いただきます」という言葉の意味を再認識した。この村の人々との交流で嬉しかったことは今まで話さなかったクラスの人とも体験を通して話すようになったことだ。これもいい思い出になった。食事が終わり、とうもろこしはやっぱりまずかったが、改めて素晴らしいところだと思った。村の人に少し暗いところに行っておいでといわれ、そこで見たのは満天の星空だった。宮崎で見た星空にも驚いたが、村の星空は比べものにならなかった。天の川や流れ星が空を一瞬明るくするところなど感動するくらいだった。都会の生活がいいと思うけれどこういう良さは都会にはないと思った。
 この体験学習の中でも一番印象に残り、してよかったと思ったのは、畜産振興センターの手伝いだった。私たちは、牛を移動させることをやったのだが、これが思ったようにうまくいかず、これを高齢の農家の人がやるのは大変なことだと実感した。子牛には何度も足を踏まれ、逃げられ、大変な思いをした。しかしなんてかわいいだろうと思った。農家の人も愛情がなければつとまらないなと思った。
 今回の体験学習は山村の人々と触れ合い、私たちが農業を学んでいくために考えなくてはいけないことを何か掴めた気がする。とても楽しく過ごせたことが一番良かった。諸塚村の人々に感謝したい。後輩たちにも続けて欲しい。

17040270 中島久美

 初めて地域農業システム学科の友達と先生方と過ごした、この一泊二日の学外研修は、私にとってとても有意義なものになりました。
 最初に見学した諸塚村産直住宅モデルハウスは木のぬくもりあふれる温かいモデルハウスで、すがすがしいヒノキの香りと手触りと雰囲気をすっかり気に入ってしまいました。説明を聞くとそのモデルハウスには他にもたくさんの利点があり、「板倉構法により、環境ホルモンの発生など問題の多いビニールクロスや有害塗料、断熱材を一切使わないこと」や、「全て諸塚産材を使って建てられたこと」などの説明を受けました。シックハウスといわれる住宅による健康阻害が大きく取り上げられ、化学物質によるアレルギーがものすごい勢いで増え続けている今、板倉構法というのは人間にも環境にも優しいという点でとても画期的なアイディアだと思いました。そして、経済発展に伴い鉄やコンクリートなどの建設材料が大量に供給されるようになったことや木材輸入が増加したこと、木材消費量が長期的に落ち込んでいるこのために森林・林業が今不況で、せっかくの資源が無駄になってしまうような状態なので、諸塚村産直住宅のように林業の村として国産材の消費拡大に努めるこのような取り組みはとてもいいことだと思いました。
 次に行った耳川広域森林組合諸塚木材加工センターでは木を選別したり切ったりする大きな機械を見学することができいました。諸塚村には林業に関する施設が一堂に集まっているのだと思いました。

 そして待ちに待った班別行動。私は2の藤屋班でした。まず大豆応援倶楽部の畑で畝作りと草取りをしました。その畑は福岡に住んでいる人の畑で、種植と収穫には来るけど、後は諸塚の人に任せっきりだそうです。畝作りと草取りは思ったよりもハードで、毎日農作業をしている人達の大変さが分かりました。次に男子は川魚料理、女子は豆腐作りに取りかかりました。諸塚村の人達は明るい人ばかりで、丁寧に豆腐の作り方を教えて下さり、とても楽しく夕食の支度ができました。私がしたのは豆腐作りのほんの一部だったけど、豆腐つくりが以外と重労働だということが身にしみて分かりました。そして、それを手際よく分担してこなす諸塚村の人達のチームワークの良さはさすがだなと思い、感心しました。夕食の頃にはお腹がペコペコになり、みんなで作った料理がひときわおいしく感じられました。もちろん私たちが作った豆腐もおいしかったです。その日は夜遅くまで諸塚村の人たちと杉本先生と藤屋班のみんなといろいろな話しをしました。それまでしゃべったことがなかった人とも話すことができ、とても楽しかったです。

 翌日はまたみんなで朝食を作り、頂きました。みんな仲良くなったせいか、前日より手際よく支度できたと思います。そして諸塚村を出る時、お世話になったおばさんが涙を流してくれたことにとても心打たれました。「また来ようね。」と友達と話しました。
 次に行ったのは畜産振興センターで、ここが最後の見学地となりました。最初は牛が恐くてあまり近づけませんでしたが、だんだんかわいく見えてきて、給餌が楽しくなりました。でも小さい小屋の中で激しく鳴いている牛を見ているとかわいそうにもなり、杉本先生と畜産振興センターの獣医さんがおっしゃっていた牛を森で放し飼いにする方法にも興味がわきました。

 この学外研修でたくさんの人と仲良くなれました。普段の生活ではできないろいろな体験ができました。この学外研修を企画して下さった先生方と諸塚の方々と各施設で丁寧に説明して下さった方々にとても感謝しています。有難うございました。

17040490 溝口八大

 今回の学外研修では、僕が普段の生活ではあまりなじみがない地域農業の実態を現地での体験を通すことによって、以前は気づかなかった農業の一面を見ることになりました。
 まず、最初に行ったのが、諸塚村産直住宅モデルハウスでのオリエンテーションでした。ここで一番印象に残った話しが、炊飯器とかまどではどちらが早く米が炊けるかという話しでした。僕はそのときまで炊飯器の方が早く炊けると思っていましたが、かまどの方が早く炊けると聞いて正直驚きました。昔、自分が初めて炊飯器で米を炊いて、こんなに早く米が炊けるなんて時代は進歩したなどと思っていた自分がいかに無知だったかを思い知らされました。時々テレビでかまどを使って手間をかけて米を炊き、うまいといいながら、ご飯を食べる人を見ます。僕はこういった映像を見て手間がかかることは時間のかかることだと認識していたのでしょう。僕は普段から情報に踊らされない生き方をすること目標にしてきたのですが、今回の体験で農業生活初心者として自分の知らない何かを発見していこうと思いました。

 初日僕は2班の藤屋班だったので、まず、大豆応援倶楽部の畑の草取りをしました。単純な作業を続けるのは好きな方なので、それほど苦もなくやり遂げました。しかし、今回の体験はあくまで初心者用みたいなものなので実際はもっと少人数で広い面積をやるのだろうと思います。それと農村の農業というとクワを持って畑を耕すというのをできればやったみたかったでうす。しかし、僕の持っている農業のイメージでは年配の方々がやっているというのが少し強いです。そのように考えていくと僕が体験した農作業はまだほんの一部だと思いました。
 その後は夕飯づくりを行いました。男性は川魚料理を作りました。魚の内臓を割りばしで引きずり出して、串に刺して役といった作業です。川で捕ってきた魚を串焼きにすることは昔からちょっとやってみたいと思っていたので貴重な体験となりました。ここで思ったのが、他の班では地鶏つぶしを行っていることです。僕は地鶏を殺すことに抵抗があったので、この班を選びました。生物が生きるために他の生物を糧とすることは仕方のないことだと思います。今まで自分が生きてきたのは多くの生物を食物としてきたからです。そう思うと、自分は簡単に死ぬわけにはいかない。今まで糧としてきた生物に感謝して自分のやるべきことをやらなければいけないと感じるようにならないと感じるようになりました。また農家から出荷された牛や豚を屠殺して、切り分けたりする仕事をする人達がいます。僕は気の弱い人間なので、本当にすごい人達だなと思いました。

 2日目は畜産振興センターに行きました。牛を見るのは初めてではないと思いますが、やはりすごく大きいので迫力がありました。やったのは給餌だけですが、それ以上は恐くてできないような気がします。僕は動物が好きで小さい頃は牛の世話とかやってみたいとは思っていましたが、動物の世話をするのは大変だと実感しました。
 今回は実際に自分が農家の人達の生活をたった2日でしたが体験することによって、地域農業の実態を身をもって思い知りました。農村では道行く人に挨拶をすることが当然であるなど、地域の人々の暖かいつながりがあることも感じました。僕がこの体験を通して考えたのは、農村での生活は自分が生きているということを強く実感できることです。農作業や自分で生物を料理することなどによって自分の力で働いて生活することの大切さを知りました。

17040030 猪股妙子

 8月の9・10日に、諸塚村で学外研修を行いました。1泊2日と聞いて最初は長いと感じましたが、楽しかったので意外に短かったです。
 諸塚村の住宅モデルハウスにつくと、まず「森のエコゼミナール」で、村の歴史や産業などの説明がありました。そのときもらったプリントで諸塚の村づくりの歴史を見てみると、昭和3年から始まっていたことにまず驚いたし、また、そのときからここの人達は自分の生まれた村を大切にしているのだなと思いました。

 次に木材加工センターを見学しました。樹皮をむくためのもの、木を大きさ別に分けるもの、板状に切るものなどの大きな機械がいろいろあったし、木の手入れの説明を聞いて、林業を維持するためには多くの労力が必要なんだなと思いました。
 しいたけの館21で昼食を食べた後、各班に分かれて農作業を行いましたが、私は藤屋班だったので草取りをしました。農作業をするのは小学校以来だったので農具の使い方とかが分からなくてとまどったけど、おばちゃんたちが教えてくれたし、もともと草取りは好きだったので結構楽しかったです。おばちゃんたちは作業中もいろいろ話しかけてくれたし、休憩の時には湧き水が出るところも教えてくれました。そんな感じで作業したので、時間が経つのが早かったです。でも、私たちが作業した畑は全体の中のほんの一部で、しかも短い時間だったから楽しいと思えたかもしれないけれど、毎日している村の人は大変だなと思いました。

 夕食の準備は、男子が川魚料理、女子が豆腐を作りました。そこでも村の人が、カボチャやキュウリやゴーヤやスモモなど、いろんなものを持ってきてくれました。とても嬉しかったです。中には、手作りの団子を持ってきてくれたおばちゃんもいました。自分で豆腐を作ったことがなかったので面白かったし、良い体験ができたと思います。
 食事+交流会には村の人が来てくれて、作った料理を一緒に食べました。豆腐もおいしかったし、おばちゃんの作ってくれた団子もとてもおいしかったです。それに、私はおばちゃんたちの近くに座っていたので、結構いっぱい話すことができました。でもその後の飲み会では、眠くなって早くに帰ったので村の人とあまり話せなくて、それがすごく残念でした。もっとたくさん話したかったです。

 次の日は朝ご飯を食べて後かたづけが終わると、すぐに出発でした。出発する時、おばちゃんが一人泣いていました。そして、たった一日しかいなかったけど、もっと長くいたような感じがしました。それに、またここに来たいと思いました。
 その後移動して、今後は畜産振興センターで牛の給餌をしました。最初は恐くてなかなかさわれなかったけど、餌をやっていくうちにだんだんさわれるようになってきて嬉しかったです。畜産振興センターは牛の数が結構多かったし、エコ・アニマルサイエンスの講義で、牛は生育状態などで餌の量や濃厚飼料などの割合をいろいろ変えなければならないと聞いていたので、ここで働いている人は大変そうだなと思いました。牛がかわいかったので、時間があったら洗浄やブラッシングもやってみたかったです。

 最後に体験発表をしましたが、その中で私は、諸塚の人が言った、「普段体験できないことをやったとは思ってほしくない。普段体験していないことをやったのだと思ってほしい。」という言葉が、とても心に残りました。確かに地鶏つぶしをやった人はつらかったと思うけど、毎日の食事をしている限り、必ず誰かがやっています。でも今の私たちは、そういたtことを全くやりません。"やらない"のではなく、"できない"と思ってしまうのは、それだけ生き物と食べ物はつながっているという意識が薄れてしまった証拠ではないかなと思いました。諸塚の人達はそのことがよく分かっていて、自然と一緒に生活していて、とてもすごいなと思いました。そしてこれからは、もっとそのことを考えて生活していこうと思いました。短い研修だったけど、参加してとても良かったと思います。

17040170 副島あゆ

 私はこの研修を終えて、普段では体験できない未知なる体験ができて、本当によかったと思う。最初にこの研修のことを聞いた時、その目的が分からなくて、あまり乗り気ではなかった。しかし、この研修を通していろんなことを考えさせられたと思う。
 最初に行った、木材加工センター。山の中にあるセンターはとても気持ちが良かった。95%がスギの木であり、その木は幹の大きさ別に選別され、加工される。木の皮も捨てずに畜産の餌に使う。チップもかみ工場へ。きれいに全ての部分を使ってしまうことがすごいなあと思った。諸塚村の木が認定を受けたということで、もっと有名になってほしいと思った。とても村の人が嬉しそうだったのが、印象的だった。そして、私が気になったのは、切った木の残りの場所だ。1本切ったら、3本植えろというが、諸塚村の人はどんな風に対処しているのだろうか。実際見てみたいなあと思った。諸塚村の経済収入の役75%を占めているという森林。これからの発展を期待するばかりである。

 そして次に私が行った藤屋。ここでは私は本当にいろんな経験をさせてもらった。私たちは、まず「草取り」を始めた。初めの方は暑いし、服は汚れるし、嫌だなあと思っていたが、だんだんやっていくうちにきれいになっていくイモ畑を見て、もっときれいにしたいという気持ちが出てきて、同じグループの仲間とも楽しみながらできるようになった。村の人たちも面白い話しをしてくれて、とても仲良くなっていった。
 途中で川の水を飲んで、それがすごくおいしくて、美しい村の生活がすごく楽しかった。そして、「草取り」を終えたイモ畑を見て、みんなで達成感を感じ、食事の準備をした。まず私はカボチャのスープを作っていたが、人数が多いのですごく苦労した。かき混ぜるのも大変だし、味を付けるのも適当に考えなければならない。たくさんご飯を作ることは大変なんだなあと思った。また豆腐を次に作った。だんだん固まっていく豆腐がすごいなあと思った。私は何度も水抜きをして、すごく手がいたがったが、途中で、あたたかい豆腐をおばちゃんと一緒に味見した時はすごくおいしかった。そして苦労した後の夕食は最高だった。そこでとれた魚をそのまま焼いて食べたのがすごくおいしくて、印象的だった。そこでも、村の人々と楽しく話しをして村の人は本当に親切だと思った。私は初めて宮崎県に来て、最初に思ったことは、人が親切なことだ。村の人はもっともっと優しくて、それがもっと宮崎県全体に広がると素晴らしいと思った。そして別の家で寝るために送ってもらったトラックの後ろにみんな乗って、星を見た。光の何もない空の星はすごく輝いていてきれいだった。こんな星を見ることは、滅多にないだろう。私はこの一日で村が大好きになった。最後に、村のおばちゃんと別れる時はすごく悲しくて、孫のように接してくれて、私たちと別れる時涙を流して、私たちとの別れを惜しんでくれ、私は感謝の気持ちでいっぱいだ。1日だったけど甲斐さんを初めとして村の人々にはすごく感謝をしている。
 そして最後に牛を見に行った。最初の方は牛に圧倒され、触ったり近づくのみいやだったが、何時間か見ていくうちに愛着が生まれ、すごく牛と仲良くなれた。最後の方はなんだか別れるのがさみしかった。
 この研修を通して、今、私達がなくしてしまっている、人間や森林との触れ合いという価値ある経験をさせてもらったと思う。村の人々は、村の生活は全く不自由しないといってらっしゃった。私は、まだ、何もない村の生活は嫌だと思うが、班の中には村の生活が自分に合っていると考える人もいて、いろんな人の考えを聞くことで、考えさせられることも多かった。下流に住む私にとって、上流の人々の暮らしは分からないが、この研修を通じて、上流の山間部の人々の森林と深く関わる暮らしが、私達の生活に水源に、効果を与えてくれていることを知った。私達の生活と村の人々の生活についてこれからもっと学んでいきたいと思った。また、過疎化など村の抱える問題について解決策をともに考えたいと思う。

 一番感動したのは夜中になかなか寝れずに何人かで外に行き、道路で大の字になって、ふと星を見た時に、すごく星が近くにあり、こっちでは体験できないことにみんなで感動していました。自然には自然の良さがあることを身をもって感じました。この研修で得たことをこれからなんかの役に立つように、頑張りたいです。


  NEWSへ