「諸塚でやま学校しよう!」
第90回 2009年6月
 まちむら応縁倶楽部のエコツアー 
 
  1日目 6月6日(土) 
  前日までの雨とうってかわっての晴天の中、第90回やま学校がスタートしました。
   6月は、恒例のホタル橋エコパークの田んぼの田植えを行いました。講師の田原忠二さんからわらを使った苗の結び方を教わって、まずは苗とり作業から。今年は、苗が多く、時間がかかりました。根気よく汗を流して苗とりをする大人をよそに、子どもたちは遊びたくてウズウズ。苗とりが終わるとすぐに、ドロ合戦と泥んこ鬼ごっこが始まりました。もうみんな泥んこです。 まだまだ遊び足りない子供たちをなだめて、ロープを張り横一列に並んだら昔ながらの田植えのスタート。下を向いてもくもくと田植えをしていると、なんだか寂しくなるのは私だけでしょうか?
  
  さて、柳原川で水浴びをしてドロ人形から人間に生まれ変わったやま学校一行は、今日の宿泊先「へいだの里」へ。田植えが少し伸びてしまったので到着したら、さっそく梅ちぎりとご飯作りのチームに分かれて作業をしました。梅はへたをとって、水洗いをして明日の梅漬け仕込みに備えました。

  夕食は、なんとチキン&しいたけ南蛮に旬の新じゃがを使ったポテトサラダ。調理時間が少ない中、料理長のAさんが機転を効かせて拵えてくださいました。地元からの差し入れのらっきょう漬けを、ピクルス代わりに南蛮のタルタルソースにいれるアイデアにはびっくりでした。

  夜は、ホタル観賞に出かけました。ホタル観賞から帰った後は、差し入れにいただいた13年ものの梅酒やワイン、唐人干しやスモークレバーを肴に夜遅くまで話しが盛り上がりました。明日の座禅に響かないとよいですが・・・。
  

やま学校時間割

1日目

1時間目 お昼に集合!
       みんなで田植え・泥んこ合戦 
2時間目 「へいだの里」へ移動
       梅ちぎりと夕食準備
 
3時間目 ホタル見学へ
 
       おやすみなさい・・

2日目 

  4時間目 家代地区「金鶏寺」へ移動
        山寺の座禅を体験!!
 
 5時間目 お昼の鐘つき
        お弁当

               解散

 

 

 
  2日目 6月7日(日)
   2日目もよい天気に恵まれました。朝ご飯を早々に食べて、梅漬け講座を行いました。講師は、地元の平田組の平田カツ子さん。およそ五升の梅を塩漬けしました。塩漬けした梅は、1〜2週間もすれば食べられるそうです。昔ながらの「梅干し」にするには7月の中旬頃からの土用に天日干しをします。この土用干しで、青い梅がピンク色に変色するのだそうです。カツ子さんからは自家製の梅のしょうゆ漬けを差し入れてもらいました。また、去年のやま学校生がつけた梅ジュースもいい仕上がりでした。これから夏にかけてのツアーに来れば味わえるかもしれません。
 
   さて、やま学校一行はへいだの里を後にして、家代地区の「金鶏寺」へ向かいます。住職の岩切政道さんの案内で座禅をくみ、般若心経を唱え、お寺のお堂の中を見学しました。15分間の座禅入門を参加者全員で行いましたが、動き出したくてウズウズする人、天井の模様を見つめる人、眠りかぶる人、様々でした。日常の暮らしを忘れるひとときになったでしょうか。座禅の後には、岩切住職のご厚意でお昼を知らせる鐘をつかせてもらいました。やま学校生のつく鐘の音が村中に響き渡りました。
   
   お昼に、メンパに入ったお弁当を食べて今回のやま学校は解散となりました。大人からお子さん、0歳の赤ちゃん(おそらく参加者の最年少記録だと思われます)と様々な年代が集まり、一つの大きな家族のような暖かい雰囲気の2日間でした。参加者のみなさん、ありがとうございました。
  

   平成21年6月6日(土)〜7日(日)実施  受講生 7名

〜受講生のご感想〜
初めて手で植えたので、大変さが少し分かりました。
ホタルが本格的でした。大きな台風から時間がたったことを感じました。
今回、赤ちゃん連れだったにも関わらず、皆さんに親切にしていただき助かりました。心から感謝しております。

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TEL 0982-65-0178