「諸塚でやま学校しよう!」
第89回 2009年5月
 まちむら応縁倶楽部のエコツアー 
 
  1日目 5月9日(土) 
  今年も素晴らしい天候のもと、県内、熊本から7名の参加でスタートした5月のやま学校。やましぎの杜に着くと、案内人の橋本敬一さん、立山キミ子さん、甲斐カツ子さんが出迎えてくれました。冷や茶で一服した後、カゴを腰に付け茶摘みへ出発です。やましぎの杜の茶園はよく手入れがされていて、茶の芽の伸びもよく、7人のやま学校生はベテランの橋本さん、カツ子さんの指導で丁寧に摘みました。真夏日のような日差しの中、蝉の声をききながら1時間くらい摘み、「かるい」に2杯半ぐらい摘みました。新聞の取材もはいっており、少し緊張の中の茶摘みでした。
    
   さて休憩をしたら、晩ご飯の準備です。メニューはやましぎの杜のタケノコを使った豚肉の味噌煮、タケノコとこんにゃくの木の芽和え、竹の子ご飯です!タケノコは朝のうちにスタッフの田邉君と寺原君が掘って湯がいてくれました。もう一品欲しいねと、カゴをもって散歩がてら山菜摘みに行きました。ヨモギ、イタドリ、お茶の葉、ユキノシタなどをとって、山菜天ぷらのできあがりです。準備の傍ら、交代で五右衛門風呂に入りました。五右衛門風呂が初めての人、小さい頃におばあちゃんちで入った人などなど。

  午後6時過ぎには食事の準備が終わり交流会の始まりです。参加したのは4人の若い女性と60代の男性、スタッフは若手男性2人と担当の8人でした。なんだか合コンのようで、後者二人は見届け人といったところでしょうか(笑)。地元で採れた食材を使った料理はどれも好評で、ビールも進みました。時間を忘れて、たくさんの話題で盛り上がりました。Mさんの差し入れの「白霧島」も美味しくいただきました。それから数人の方からビールや地焼酎の差し入れをいただきました。あわせてありがとうございました。明日のことも考えて、午後9時半を過ぎたところで片付けです。男性は「したしぎ」、女性は「なかしぎ」に宿泊しました。この日は満月で星を観ることはできませんでしたが、月夜の散歩を楽しんでいたようです。
 
  2日目 5月10日(日)
  小鳥のさえずりを布団の中で聞きながらの目覚めでした。まだ7時前なのに朝の日差しはすでにまぶしく降り注いでました。雨戸を開けて朝食の準備です。朝食は、定番の炭火で焼いた塩さば、みそ汁、昨夜の残り物でいただきました。身支度を調え2日目の釜炒り茶の仕上げ作業に入りました。この日の世話人は甲斐光さんと日吉光春さんでした。
  仕上げと同時に、お昼ご飯の準備も。光さんの案内で竹林に入り20本近くの竹の子掘りをしました。竹林で皮を剥き、涼しい木陰でタケノコの下準備です。下のかたい部分は節と節の間を食べやすい大きさに切り、残りの部分は縦半分に切り、中を取ります。    昨日お茶を煎った大釜にお湯を沸かし湯がきました。かっぽ鶏の案内は矢房企画課長です。孟宗竹の一節にふたを開け、その中に鶏肉、タケノコ、キャベツ、タマネギなど季節の野菜を詰め込み、塩こしょう味と、白だし味とを作りました。それを火にかけ40〜50分。その間に釜茶の仕上げも昼食の準備も順調に進みました。マイ箸、マイコップを作ったやま学校生もいました。釜茶の仕上げが終わり昼食です。かまどで炊いたご飯に、かっぽ鶏、具だくさんのお汁、高菜の漬物。それから松村豆腐さんから差し入れの冷や奴が並び、お昼ご飯も豪華でした。世話人の光春さんのお話も加わり、和やかなお昼ご飯をいただきました。
   
   食事が終わったら帰りの準備です。仕上げたお茶を、「銘茶」と記された茶袋に入れてできあがりです。指導者のみなさんとやま学校生の皆さんの思いが詰まった銘茶に、みなさん満足そうでした。今年の釜煎り茶も大変美味しく出来上がりました。今回は初めての方ばかりのやま学校しよう!でした。無事に終わりそれぞれの帰路につきました。みなさんを送り出すとき何とも言えない気持ちになります。またお待ちしております!と手を振り見送りました。

こんなに柔らかいタケノコは初めて食べました。自分たちで食材をとってきて自分たちで料理をすることでいっそう楽しめました

地元の方々との交流がこのエコツアーの魅力だと思います。
 今後もチャンスを見つけてぜひ参加したいと思います。

   平成21年5月9日(土)〜10日(日)実施  受講生 7名

〜受講生のご感想〜
こんなに柔らかいタケノコは初めて食べました。自分たちで採ってきた食材で料理が一層楽しめました。
地元の方々との交流がこのツアーの魅力だと思います。今後もチャンスを見つけて是非参加したいと思います。

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諸塚村企画課 しいたけの館21
TEL 0982-65-0178