「諸塚でやま学校しよう!」
第85回 2008年10月
 まちむら応縁倶楽部のエコツアー 
 七ッ山公民館に着き、特産品加工グループの代表・甲斐真由美さんから挨拶と説明をしていただきました。最初の体験は”山の幸でスイーツに挑戦!”。「ゆずらくがん」です。下準備は済ませており、意外と手軽につくれました。

 出来たゆずらくがんの盛りつけには、秋の彩りの演出で色付いた柿の葉を添えました。その後に「蒸しパン」もつくることになり、黒砂糖と梅の甘煮を加えました。できたパンは、ふっくら・もちもちした食感で、ほどよい甘さでした。諸塚の緑茶と一緒にいただきました。

 次は、森の古民家「藤屋」で、地元でとれた食材を利用した夕食の準備です。メニューは、今が旬の「むかごご飯」と芋汁です。参加者からのおみやげの干し魚を囲炉裏で焼いて、加工グループからも地元の山菜料理をふんだんに盛り込んだオードブルも差し入れていただき、豪華な料理となりました。
 夕食前に、地元の浄覚寺の小川希迪副住職より法話をしていただきました。題名は”命について”で、お寺の歴史やこれまで受け継がれてきた命の尊さ等についてお話いただきました。少し肌寒い本堂でしたが、心暖まるひとときを過ごしました。
その後は、藤屋に戻り、夕食をとりながら地元との交流会になりました。甲斐達朗公民館長の歓迎挨拶と乾杯で交流会が始まりました。9時前に一応交流会は終了としましたが、その後も遅くまで宴は続いたようです。
 翌日は、焼いた塩サバとみそ汁の朝食をとり、お世話になった甲斐真由美さんの見送りで黒岳もみじ祭に出発です。「黒岳まんじゅう」加工場や自生の福寿草群生地のある紋原を案内しながらの道中でした。会場の登山口広場には、すでにたくさんの方が到着していました。この日の朝は、かなり気温が低くて、子どもたちもふるえていました。開会行事のあと、代表5人のウッドカット、そして花火が打ち上げられ、いよいよ登山開始です。エコツアー生には、地元のガイド付きでした。登山道が載った山の地図が配られましたが、「はぐれたらこの地図を頼りに」との説明には、ちょっとした、どよめきが起こっていました!

 最初は、皆さんゆっくりとした歩調で登っていきました。中腹から神社を過ぎると紅葉が眼に飛び込んできて、更に上に登りたい気持ちが高まります。途中急な登りもありましたが、無事に頂上につながる尾根筋までたどり着きました。山頂の手前には見晴らしの良いところがあり、諸塚山、祖母山、傾山の連山がはっきりと見えました。
頂上で1,455.3mの石碑を囲んで記念撮影。休憩後に、帰りは別ルートの原生林散策コースを楽しみました。見晴らしも良く、山々の紅葉も色鮮やかで、秋を先取りした感じでした。

 下山後の交流会場では、地元婦人会がカレーやうどん、揚げたての天ぷらなどが用意され、思い思いの昼食をとりました。温かい食べ物で体を癒しながら楽しむアトラクションでは、小原井神楽やお隣の飯干集落から団七踊りが披露されました。終了直前に雨が降り出しましたが、帰りの車中も会話が弾み、和やかな雰囲気でした。今回は、行事の都合などで2日間を2人で分けて担当したのですが、みなさん満足されていたようで安心しました。和やかなエコツアーでした。

平成20年10月25日(土)〜26日(日)実施  受講生10名

〜受講生のご感想〜
ゆずらくがんが良かったです。どこに出しても恥ずかしくないできでした。 お茶と良くあいました。
お寺での説教聞かれて、大変有難く思いました。スタッフの方々にもほんとうにお世話になり感謝です。
心あたたまるおもてなしを受け感謝の気持ちでいっぱいです。
山菜お料理がお見事と云う思いがしました。有難うございました。
実家に帰った気分で落ち着いて大変良かった。

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