まちむら応縁倶楽部のエコツアー | |||||||||||||||||||||
最初の体験は、南川久保のブルーベリー園でのブルーベリー狩りです。7年前に栽培をはじめた園内には、17種類ものベルーベリーがあります。小さくて甘いの、大きい粒で甘酸っぱいのなど、一株ごとに味を確かめながらちぎりました。袋いっぱいになっている受講生もいて、「こんな静かで美味しい仕事なら、ここで雇ってもらおうかな」と冗談も出ていました。 | |||||||||||||||||||||
その後、飯干へ。車に揺られること約40分、道中川添いのネムノキのピンクの花が目を楽しませてくれました。飯干特産品販売所に到着すると、西田稔幸公民館長さんをはじめ、さえんば応縁倶楽部のこまめ倶楽部、山ア正一前館長、それから麦あやしを指導の山本武一さんが出迎えてくれました。
「千歯こき」と「唐箕(とうみ)」が準備され、天日干しでからからに乾いたさえんば応縁倶楽部の麦を、それぞれの道具を使ってあやしました。山本武一さんとこまめ倶楽部の方から指導を受けて、全員が麦あやしに携わりました。昔ながらの方法を体験することができて満足そうでした。 次は、フルイで麦と藁などの大きなくずを分け、それを更に分別するために唐箕にかけます。風を送りながら麦とそれ以外を分別する道具です。米や麦などを作っている農家には必需品ですが、初めて見る人も多く、手前から麦がでてくる様子、そしてゴミが飛んでいく様子を珍しそうに見入っていました。 |
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次は、天然ウナギ捕り講座です。指導は、こまめ倶楽部のご主人と山ア正一さんです。ウナギの好物は、「かんたろう(青ミミズ)」ですが、今年は暑くてなかなか手に入らないなかで、「あぶらめ(アブラハヤ)」と合わせて貴重な餌が用意されていました。かんたろうには、私は全く触れませんでしたが、受講生は皆さん必死に針につけてウナギ捕りの意気込みが見られた場面でした。
川への仕込みは、水が流れ込むよどみを選びながら仕掛けていきます。受講生は、思い思いの箇所に仕掛けました。明日は掛かっていますように! 晩ご飯は、こまめ倶楽部の方々に手伝ってもらいながら、小麦粉を使っただご汁、とれたての野菜の煮物、ヤマメの塩焼きと鹿刺し、それから、あぶらめの天ぷらに地元の漬け物の盛り合わせと豪華版でした。 |
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翌朝は、川のせせらぎと鳥の鳴き声に目を覚まし、6時に仕掛けた場所に集合しました。誰も寝過ごすこともなく、気持ちはウナギに一直線です。なんとウナギ2匹と、ヤマメが1匹捕れました!今回のエコツアーは成功だ!と思った瞬間でした。ウナギ採り名人もとても嬉しいようでした。2匹を20数人で分けたら・・・どのくらいかなあと思案していると、名人の甲斐謙二さんから以前自分が捕っていた2匹もいただきました。ウナギさばきの名人は、甲斐和實さん。捕ってきたらすぐに焼酎を飲ませて冷凍庫で眠らせると暴れずにさばけるようです。 | |||||||||||||||||||||
午前中は、耳川の源流になる飯干渓谷と周辺の散策です。天気にも恵まれ、和實さんの軽トラックとワゴン車2台で出発です。はじめに展望台から諸塚山や景色を楽しみました。和實さんは、物知り博士で、草木の名前や花、川の説明を沢山してくれました。木陰に入るととても気持ちよく涼しい風をうけて歩きました。白土々呂滝の上流で一涼み、下流でまた一涼み。川に足をつけ笹舟を流したり涼を楽しみました。遊歩道も整備されていて気持ちよく歩くことができました。 お昼は、渓流の里に移動して、蒲焼きの準備です。タレは、甲斐とみ子さんの秘伝。はじめに白焼きをして、タレをつけて焼くこと2回。美味しそうな蒲焼きが出来上がりました。熱々のご飯にウナギをのせ、タレをかけていただきました。ほかにも焼きなす、塩サバなどなど。笑顔の絶えないお昼ご飯でした。飯干公民館のみなさんお世話になりました。 |
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平成20年7月12日(土)〜13日(日)実施 受講生24名 |
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諸塚村企画課 しいたけの館21
TEL 0982-65-0178