「諸塚でやま学校しよう!」
第80回 2008年4月
 まちむら応縁倶楽部のエコツアー 
 ついに80回を達成、やま学校の受講生も1000人を突破しました。記念として参加者に豪華「宿泊クーポン券」を進呈したあと、諸塚神社(立岩地区)の春祭へ。道すがら緑のトンネルをくぐりながら20分のドライブです。谷添いの藤の花も見頃でした。

 会場では、神社の敷地内に敷かれた広間に座り、地元の方との話が盛り上がりました。その後団七踊りが始まり、立岩出身で前やま学校担当の山本直八さんと藤田三徳さんに会うことを楽しみにしていた受講生は、彼らやお子さんの踊りに目を細めていました。

 13段の踊りの一段ごとに謂われの物語があると説明を受けていましたので、とても興味深く観賞できました。その後、勇壮な神楽も舞われたあとの餅まきでは、地元の方と一緒にたくさんの餅を楽しく拾い、祭りを締めくくりました。

 宿泊先の桂地区の「学びの館」に移動し、集落散策です。イタドリ、ヨモギ、ノビル、ウド、ツバキなどなど山菜の宝庫です。桂神社にお参りの後、地元婦人方のご指導をうけつつ、みんなで夕食の準備です。 

 食卓には地元差し入れの煮しめと、ワラビと新たまねぎの酢味噌和え、オオブキの煮物、セリのごま醤油和えも花を添えました。地元もたくさん参加し、楽しい交流会となりました。集落代表の甲斐重勝さんが「森と村を守るためにやれることを続けていきたい!」と村を思う気持ちを熱く語りました。途中、地元名物男の見原さんと受講生のYさんの二人が華麗な踊りを披露するなど、和やかな時間でした。最後は、梅田義輝さんの歌で交流会を締めましたが、数名は隣の見原さんちでの腕相撲大会等の二次会で盛り上がったようでした...。世話人の本多さんは、代表で見原さんと最後までおつきあい。(毎年恒例ですが)しきりに養子へのお誘いがありましたが、どの家に決めたでしょうか?

 2日目は、神山諸塚山の山登りに出発しました。桂から大規模林道を経て六峰街道を走り、新緑の山々を眺めながらのんびりと諸塚山までドライブ。山菜採りも多く見かけます。登山口の駐車場には、既に数台の車。販売に来ていた南川特産品加工グループの山菜弁当を受け取って、登山の開始です。登山口に群生するアケボノツツジがちょうど見頃を迎えていました。今年は、花のつき具合や色具合が例年になくすばらしく、見応えがありました。

 ゆっくりと山頂に向かう道すがら、ウグイスやホトトギスなど野鳥の澄んだ鳴き声に聞き入ったり、木々の新芽や花にカメラを向けたり、ゆったりとした時間がながれました。山頂には1時間弱で昼前に到着したので、そのまま山中にある諸塚神社元宮に向かいました。ちょうどお昼に元宮に着き、そこでお昼。加工グループの山菜弁当は大変好評でした。

 記念撮影をした後、少し遠回りでしたが森林浴のコースで下山しました。何回も登った諸塚山ですが、やま学校生の観察力には本当に感心しました。いろんな発見がありました。

 2日間良い天気に恵まれた第80回記念のやま学校でした。立岩公民館、桂集落の地域ぐるみのおもてなしに感謝。本当に楽しいツアーでした。

 
〜山の声〜世話人のつぶやき  桂地区・梅田千津子さん
春祭りで山菜採りのご案内が出来ないので、朝早起きをして採ってきました。今回は、受講生中心で晩ご飯を作っていただき楽をさせてもらいました。来年もぜひおいでください。楽しみに待っています。

平成20年4月26日(土)〜27日(日)実施  受講生8名

〜受講生のご感想〜
夜の交流会では、桂の方達のいろいろなお話が聞けて良かったです。桂の方達の地域への誇りを感じました。
学びの館からの眺望が印象的でした。
祭りに参加して土地の人と話が出来て良かった。団七踊りの由来を聞いていたので興味深く観ることが出来ました。空気の味が違っていました。

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諸塚村企画課 しいたけの館21
TEL 0982-65-0178