「諸塚でやま学校しよう!」
第69回 2006年10月
 まちむら応縁倶楽部のエコツアー 
 今回は、恒例の立岩地区の秋祭りに参加するために、いつもより少し早めの10時にしいたけの館21に集合しました。祭りの神事は、午前中しかできませんので、祭りに参加する場合、いつも朝の集合時間は早くなります。遠方の受講生は大変です。
 (今回は仙台からの方がいました!)

 朝から天気が良くて、まさにお祭り日和。長袖では少し暑いくらいの陽気でした。
 立岩地区に到着すると、ちょうど御神輿行列が来たので、深厚の到着点の立岩大明神までの道を一緒に練り歩きました。
 大明神では、神楽やかわいい子供獅子舞が舞われ、また神社へと引き返しました。
昼食を地元の方と一緒に食べ、いよいよ神楽と臼太鼓鑑賞。迫力ある舞に皆さん見入っているようでした。

 あっという間に時間が過ぎ、祭りの途中でしたが次の体験の予定があるため後ろ髪を引かれながら神社を後にしました。次は、すぐ隣にある婦人加工グループ「どんぐりハウス」で漬け物講座です。この日は、小粒の椎茸を使った漬け物をつくりました。レシピを見ながらどんぐりハウスの皆さんの指導で、皆さん手際が良く出来ました。 

 漬け物作りもあと少しという時、地元の方が『餅まきが始まるよー』とわざわざ呼びに来てくれたので、急遽餅まきに参加させてもらいました。みなさんたくさん拾う事が出来たみたいです。

 漬け物出来上がったら、宿泊先の「学びの館」がある桂地区へと向かいました。
 夕食は、地元の野菜を使った豚汁。とにかく具だくさんで、作るときは鍋からあふれないか心配するぐらいでした。その他に地元の方が作ってくれた煮しめや漬け物もあり、ご飯は地元でとれた新米と、豪華な夕食が出来上がりました。

 交流会では桂地区の皆さんにも参加して頂きました。自己紹介が終わった後、参加者のOさんの提案で、童謡の「ふるさと」を手話を使って合唱しました。寒い夜でしたがとても暖かい雰囲気の交流会となりました。

 2日目は、朝早く起きて、受講生で朝食を作りました。スタッフで、緑のふるさと協力隊の田辺君は、前夜近所の見原さん宅に誘われた(捕まった?)らしく朝帰りでした。

 朝食後、「学びの館」の玄関で記念撮影をしてから、手漉き和紙づくり体験会場に向け出発しました。
 保育所を改造した和紙工房「もろつか和紙すきや」で、和紙漉き師の尾形さん、菊池さんお二人に、和紙の材料や、種類について話しをしていただいた後、ハガキサイズ、A4サイズ、A1サイズと3種類の型枠があり、全員が挑戦しました。

 手本を見せていただいて紙を漉こうとしますが、なかなか思うようにいかず、皆さん苦戦していました。人数が少なかったので1人が漉く時間を多く取って、失敗しては和紙の材料を水に戻ししながら、予定の時間ぎりぎりまで粘って納得いく紙を漉いていました。
 勘がものをいうですが、みなさん苦労しつつ、でも楽しみながら紙漉が出来たようでした。 

 薄曇りで少し寒い日でしたので、乾燥に時間がかかるため、その場でもって帰ることは出来ませんでしたが、次回のやま学校でお渡しするか、郵送にしたいとおもいます。

 紙漉の後は、「どんこ亭」でランチバイキングの昼食をとりました。講師の菊池さんも同席していただいて、和紙談義に花が咲いていました。

 少人数で家族的で和気あいあいとした雰囲気を楽しめた今月のやま学校でした。

平成18年10月28日(土)〜29日(日)実施  受講生8名

〜受講生のご感想〜
★地域の皆さんが暖かく受け入れてくださってうれしかった。諸塚のことを真剣に考えておられる姿に感動しました。
★地元の皆さんから大切なお話を聞くことができ感謝しています。もっとお話を聞かせてもらいたいです。
★ (今回のやま学校は)人との出会いでした。
★昨日の交流会は一生大切にしたいです。古民家で過ごせたことがうれしくて、こんな家に住めたらと思いました。
〜世話人の声〜 桂地区 藤田和代さん
今回お世話になった桂集落の実行組合長さん。会合、催し物などの際は中心となります。集落で唯一の小学生のお母さんです。
 やまの中の小さな集落なので、満足行く接待ができたかわかりませんが、街と違った山里の秋を感じていただけたのなら幸いです。
 街からのお客さんということで、多少緊張しておりましたが、参加された皆さん全員がとても良い方達でしたので、村の者も大変喜んでおりました。
 また機会がありましたらぜひ諸塚にお越しください。お待ちしております。

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諸塚村企画課 しいたけの館21
TEL 0982-65-0178