「諸塚でやま学校しよう!」
第68回 2006年8月
 まちむら応縁倶楽部のエコツアー 
 1日目はやましぎの杜の体験用畑で蕎麦の種まきからでした。講師の甲斐さんにあらかじめトラクターで耕してもらった6アールほどの畑で、条件が良ければ焼き畑をする予定でしたが、連日の夕立の影響で焼く予定の草が乾いておらず残念ながら火を入れることは出来ませんでした。しかし山の上の畑にしては大変広い畑です。横1列になって蕎麦の種をまき、鍬で軽く耕すように土をかける作業が終わったときには、やっと終わった!という感じで慣れない作業に皆さん大変疲れたようでした。

 
 蕎麦まきの後は一息入れてから、夕食の準備とお風呂の準備に取りかかりました。地元の立山さんが料理の指導です。甘煮とサラダを女性陣が担当して、かまどでご飯たきと、五右衛門風呂沸かしを男性陣が行いました。今回初めて顔を合わせる参加者も多かったのですが、皆さん手際がよく、6時前には食事の準備が出来てしまいました。

 ふるさと協力隊として諸塚で活躍中の田辺君が用意してくれた、地元でも大変貴重な「イワタケのおひたし」や、囲炉裏で焼いた椎茸や茄子も加わり豪華なメニューになりました。

 交流会には諸塚村観光協会長さんや、役場企画課長も加わり、大変にぎやかな交流会になり、一度お開きをした後も、遅くまで話が続いていました。

 2日目は早めに起床して朝食をとった後、松の平地区にブルーベリーの収穫に向かいました。畑の持ち主の平賀さんが、9年生の成木のあるブルーベリー園で、木は大人の背丈よりも大きく成長しています。黒い実が鈴なりになっていて、普段でもブルーベリー狩りの受入もしているようです。短い滞在時間でしたが皆さんたくさん収穫して、胃袋の方にもだいぶ入れ、お土産用にもたくさん買っていました。 

 最後の体験は、渓流カヌー講座です。会場のしいたけの館21下河川は、昨年の台風で川岸が削られ土砂で埋まっていましたが、6月になんとか修復しました。ところが8月17日の台風で再び砂利で埋まって少し浅くなり、流れが早くなっていました。ですので初心者にとってはあまり良い条件ではありませんでしたが、皆さん遡上するサケさながら、必至になってパドルを漕いでいました。そのせいか通常より短時間ですごく上達していたように思います。一生懸命漕いでお疲れのようでしたので、約1時間でカヌーを終了しました。

 カヌーの片付けを終えたあとの昼食は、しいたけの館21のピロティーに机を出し、どんこ亭のメンパ弁当を食べました。少し暑かったですが、時折吹く川風がとても涼しく感じました。最後に全員で記念撮影をして、今回のやま学校を修了しました。
最近夕立が多く天気が心配でしたが、2日とも良い天気に恵まれ、残暑の中での「やま学校」になりました。初参加のお子さんも含めて、皆さん夏の良い想い出になれば幸いです。

平成18年8月26日(土)〜8月27日(日)実施  受講生11名

〜受講生のご感想〜
★古民家で過ごせたことがうれしくて、こんな家に住めたらと思いました。
★つくづく古民家はいいなあと思いました。
★しいたけがうまい!
★(やましぎの杜は)とても素敵なところでした。
★カヌーが難しかった
★ブルーベリーが食べられてよかった。
★焼畑が出来なかったのは残念。

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諸塚村企画課 しいたけの館21
TEL 0982-65-0178