「諸塚でやま学校しよう!」
第61回 2005年10月
 まちむら応縁倶楽部のエコツアー 
 平成17年10月生の第61回実習科目は、秋祭りと秋の山菜採り体験と炭焼きと盛りだくさんでした。

 祭の始まりが午前中ということで時間的に早かったこともあり、しいたけの館21には9名集合して祭りに参加し、諸塚神社に11時頃に2名、13時過ぎに1名、夕方学びの館に1名と時間差での参加となりました。

 祭は、舞入れから見学しましたが、神楽面の勇壮な雰囲気にみなさん見入っていました。昼食ではかなり打ち解け、常連の方もおられたので話がはずんでいました。台風災害後であったことや公民館内で不幸があったこともあって、祭りの参加者がやや少な買った分、エコツアーの参加者で盛り上げていただきました。 

 

 餅まきの後、名残惜しいところでしたが神社を辞して、学びの館に向かいました。途中で台風の被災ヶ所がいくつかあり、みなさん驚いていました。

 学びの館では、地元の世話人・見原隆明さんに夕方の食事の準備まで1時間半ほど桂周辺を案内していただきました。見原さんのシイタケほた場やクヌギ山、桂神社を見たほか、途中でアケビやムカゴの実を見つけたのが収穫でした。

 食事は、地元の野菜と自家製味噌の豚汁を参加者でつくり、地元ご婦人方の自慢の煮〆も用意いただきました。地元の桂集落の皆さんも、祭りの後で忙しいところでしたが、交流会に参加していただき、とても盛り上がりました。一部、夜中まで奥の深い交流をされた方もいたようでした。

 2日目は、朝食後に桂を辞して、炭焼き窯のあるの塚原へ移動しました。
 今回は風倒木等の杉を使った炭焼きを行いました。先生は地元塚原の炭焼き名人・那須明さんと甲斐耕平さんで、始めに手順の説明をしていただいて、あらかじめ数種類の長さに準備していた杉を、釜の中に入り奥から詰めていきました。太い方(もと)を上にして、杉の頭が釜の天井に着くように詰めないといけないので、適当な長さの杉を竹の尺棒で計って、耕平さんにチェンソーで切ってもらったりしながら釜に入れますが、なかなかチームワークを要する作業でした。交代で釜に入り、2時間弱で釜入れが終わりました。

 次に入口をふさぐために、泥をねって泥団子を作り、那須さんがその泥とレンガを使って熟練の技で空気や火入れ口を作りながら入口をふさいでいきました。特にレンガを組んで空気口を作る技に感心して、みなさん見入っていました。時間が掛かる作業だと言うことで、残念ですが昼食の時間等があったため完成を待たずに塚原を後にしました。

 
その後の火入れを那須さんにしていただき順調に火が回っているようで、参加者には次回諸塚に来られた際に出来た炭をお分けできると思います。

 どんこ亭で昼食を摂り解散した後、希望者は家代の川崎酒造に行き幻の現物を求めたり、焼酎蔵を見学させていただきました。

 今回の参加者は、ずっと来られているベテランと、数回目の方、初めての方などバリエーションが広かったのですが、エコツアーに対する理解が深く、気持ちよいツアーになったと思います。

 
平成17年10月22日(土)〜10月23日(日)実施 受講生13名

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諸塚村企画課 しいたけの館21
TEL 0982-65-0178