「諸塚でやま学校しよう!」
第59回 2005年7月
 まちむら応縁倶楽部のエコツアー 
 平成17年7月生の第59回実習科目は、幻の源流探検(飯干渓谷)と大豆の作付、川魚料理講座、天然ウナギ捕りと盛りだくさんです。

 朝からあいにく雨が降っており、不安を感じながらのスタートでした。1日目の予定は、大豆の作付とウナギ捕りの仕掛け作り。今回の大豆畑は、元は田んぼのところでしたが、勢いを増した雨も手伝って、雨水がたまって元の田んぼ状態になり、はまったら長靴が抜けない程のぬかるみになってしまいました。数列に大豆の種を蒔いただけで、無念の撤退を余儀なくされました。

 宿泊するログハウス「諸塚山渓流の里」で、飯干地区のやま学校の名教授・甲斐和実さん、甲斐謙二さんにウナギ捕りの仕掛けを教えていただきました。仕掛けは6号の太いテグスに鯉釣りなどに使う大きな針とおもりを付けたシンプルなものですが、針の結び方などはコツがいり、皆さん何度も名人に質問していました。

 餌はカンタロウミミズ(体長30p近く)や、こちらで「アブラメ」と呼ぶ小魚(たかはや、あぶらはや)です。カンタロウミミズは、見ること自体が初めての方もおり、それをぶつ切りにして針に付けるのは勇気のいる作業ですが、皆さんうなぎを捕りたい!という目的意識の元で、必死に針に付けていました。できた仕掛けは「諸塚山渓流の里」の上流に名人によいポイントを教えてもらって川に入れました。 

 夕食の食材は、鮎やヤマメをメインに、地元飯干で取れた夏野菜を使った料理を地元のご婦人指導の元料理しました。夕食では地元名人方や公民館長さんなども参加し、盛大な交流会になりました。

 2日目は早朝6時半に集合し、うなぎの仕掛けを上げました。結果は、やっと1匹!仕掛けの数だけは多かったので、確率的に掛かるかな、と思いましたが・・・・。針の付け方が甘かったためにちぎられたのも幾つかありました。残念。

 朝食後は「源流探検」、しかし、いざ出発というときにまたもや雨が・・・全員雨具を用意してとりあえず出発しましたが、現地に着くと土砂降り状態。お子さんが濡れてしまいそこでやむなく帰るご家族も出てしまいました。遊歩道を通り、源流の手前までは行きましたが、増水しており近づけず、途中で撤退せざるをえませんでした。

 昼食には、朝取れたうなぎと、謙二さんからいただいたうなぎを捌いて炭火で焼いて食べました。天然物のうなぎはさすがに美味でした。また、和実さんが取ってきてくれた苦竹も焼いて、七ツ山味噌を付けて食べました。苦竹を初めて食べる人がほとんどで、旬の味覚の美味さにほとんど病みつきになって何本も食べている方もいました。

 天気は、解散する頃になって晴れ間が・・・・。いつもは晴れ男が集まるやま学校ですが、今回は気まぐれな水神さんに悩まされました。

 平成17年7月9日(土)〜10日(日)実施
 受講生 25名

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TEL 0982-65-0178