「諸塚でやま学校しよう!」
第56回 2005年4月
 まちむら応縁倶楽部のエコツアー 
 平成17年4月生の第56回実習科目は、神面祭りとアケボノツツジ鑑賞、山菜採り、お寺のお説教と盛りだくさんでした。

 1日目は、七ツ山の五色の神面行列鑑賞とお祭りへの参加、諸塚山登山とアケボノツツジ鑑賞、七ツ山公民館での演芸大会鑑賞でした。神面行列に間に合うために、集合時間もいつもより早めの10時半、しいたけの館21から七ツ山地区まで車で約20分です。

 七ツ山公民館前で福岡方面からご参加の3名と合流し、神面行列が来るのを待つことにしました。程なく公民館上の桂神社から出発した行列が下りてきて合流しました。神面、御神輿、子供神輿と続く行列の間に入り村の中を地元の方々と一緒に練り歩きました。到着した神社の境内ではお楽しみくじが行われていて、やま学校受講生も買っていましたが、残念ながら当たりはなかったようでした。境内では地元の方々と一緒に昼食をとりながらしばし歓談となりました。

 昼食がすむと、諸塚山登山とアケボノツツジ鑑賞のため、歓談真っ最中の受講生もいましたが七ツ山をあとにしました。途中車窓から見える山々の新緑がまぶしいほど生き生きとしていました。

 諸塚山ではゴールデンウイークの初日ということもありたくさんの観光客の姿が見られました。登山道周辺のアケボノツツジはちょうど見頃で、花の濃いピンクと、空のブルーとが美しいコントラストをつくっており、受講生も感激しているようでした。登山の方はそれぞれの体力に合わせて登りましたが、半分の10名は無事山頂まで到着しました。頂上ではシャクナゲの花も見られました。

 登山で気持ちのよい汗をかいて下山後、七ツ山に戻り宿泊場所の古民家「藤屋」に荷物を置き公民館で開かれる七ツ山青年部主催の演芸大会を鑑賞しました。中入れで夕食をとりながら、地元の方々が繰り出す玄人はだしの舞踊や唄、コント(?)に皆さん見入っていました。出し物はまだ続くようでしたが、皆さん入浴もまだでしたので中座して藤屋に戻り、それぞれ一日の疲れをいやしました。

 2日目は、朝食後あと片付けをして、地元の甲斐真由美さんに案内していただき山菜採りをすることになりました。まずは真由美さんの竹山に行き竹の子掘りをさせていただきました。人間が掘る前にイノシシに掘られている山が多いようですが、真由美さんの山に被害はないようで、地上50〜60pに成長した竹の子がたくさん生えていました。

 「いくらでもとっていいよ。」ということでしたが、1人3本までということにしました。傾斜のあるところでクワを使って掘るのは少し大変そうでしたが、収穫の喜びを感じていたようです。掘った竹の子はその場で包丁で皮をむきました。そのあと山菜を探しに行き、ウドやフキ、クレソンなども少しずつとることが出来ました。

 山を歩き回ったあとは、浄覚寺におじゃまして小川希迪前住職の講話を聞きました。お寺の歴史からご自分の病気体験を通じて感じ取った人の命が「生かされている」という実感についての話など非常に貴重な話を聞くことが出来ました。

 昼食は藤屋に戻り、甲斐真由美さんに指導していただきながら竹の子の甘煮などの山菜料理をつくって食べました。

 受講生の皆さん進んで食事準備から片付け、それぞれ仕事を見つけていただき協力して事にあたっていただいたので日程をスムーズに進めることが出来ました。

 今回は、やま学校の初めての受講生が13名とたくさん来ていただきました。また是非お会いできたらと思います。

平成17年4月29日(祭)〜4月30日(土) 実施 受講生15名


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諸塚村企画課 しいたけの館21
TEL 0982-65-0178