「諸塚でやま学校しよう!」
第50回 2004年6月
 まちむら応縁倶楽部のエコツアー 
 平成16年6月生の第50回実習科目は、棚田の田植えとホタルの舞い見学、田舎の梅干講座でした。福岡、熊本、宮崎市、都城、日向から14名の受講生でした。

1日目:霧雨の降る中、それ以上降らないことを祈りつつ、いつものように12時半にしいたけの館21に集合し、梅ちぎりをする塚原地区に車で移動、地元の日吉辰夫さんに指導していただいて、梅をちぎらせていただきました。

 今年は梅の実の裏年で、出来はあまり良くないという話でしたが、その大きな梅の木には枝をしならせてたくさん大きな実が付いており、14人でいくら採っても無くならないという感じで、15分程の間に25s程の梅を収穫しました。梅はまだまだ残っていて、もっと収穫を体験したいという人達もいましたが、採りすぎてもあまってしまうのでそこで引き上げました。

 宿泊所兼体験施設のへいだの里への移動の途中、近くの棚田に寄り道をしました。一番上の田んぼがひょうたんの形に見えることから通称、「ひょうたん田」と呼ばれていて、急な斜面を見下ろすと35枚もの棚田の段々が眼下に広がります。オーナーの日吉さんの話を聞き、一番下の田んぼまで歩くなどしばらく散策し、元気な人は歩いて、疲れた人は車でへいだの里へ移動しました。

 歩きの人達も全員無事に?到着してから、摘んできた梅の、「ヘタ」の部分を爪楊枝や枝の先できれいにして、水で洗ってから、一晩水につけてあく抜きをします。1日目の作業はそれで終了しました。

 それからは夕食の準備、塚原地区の公民館長さんの甲斐耕平さんによる鶏解体講座、その日の朝まで生きていた鶏をしめて(殺して)、羽を抜いた状態で持って来ていただき、ここがささみ、ここがレバーと、解説付きで解体が進められ、男性陣が興味深く見入っていました。その肉を女性陣が切った地元の野菜と共に煮込みました。スナズリなど生で食べられる部分は刺身にしました。その他にも竹の子と豚肉の煮物をつくり、ちょっと贅沢なメニューが出来ました。

 受講者佐藤さん手作りの50回記念の横断幕も貼られ、食事には地元塚原公民館の方々も多く参加していただき、去年漬けた梅酒も飲みながらにぎやかな交流会になりました。

 去年の同じツアーでは館長の甲斐耕平さんが一部の受講者を蛍鑑賞に連れて行っていただき好評でしたので、今回は全員で行けるようバスを用意して、柳原川で蛍鑑賞をしました。あいにく小雨がふっており(雨では蛍も木や草の陰からなかなかでてきません)、蛍鑑賞には悪条件でしたが、それでも百匹近くはいると思われる蛍が舞う様を鑑賞することが出来ました。暗闇に指揮者がいるように一斉に光る蛍に歓声が上がりました。

2日目:皆さん前の夜遅かった人も張り切って(無理矢理の人も)早朝に起床、しかし昨夜からの雨はやまず・・・

 皆で準備した朝食を食べたあと、昨日水に漬けておいた梅を上げて水を切り、たらいの中で梅の水分が出てくるまで塩で揉み、500グラム程入る小さな樽に全員分分け、来年のための梅酒も漬けました。

 次は今回のツアーのメインイベント、古代米の田植えです。しいたけの館21の対岸、はたる橋エコパークの田んぼに移動、広さは約2アール。田のオーナでもある甲斐善幸さんの指導の元、鍬で代掻きをして、木のトンボで表面をならしてから、植える場所に目印が着いた糸を張り、糸の前に全員一列に並んで赤米と黒米の古代米の苗を手植えしていきます。素足に泥のぬるぬるとした感覚が心地よいです。

 受講者大槻さんがはたる橋の上から弾くバイオリンを聞いたり(なんと優雅な田植えだ!)、途中痛くなる腰を伸ばし伸ばししながら、全行程約2時間の作業でした。雨が降ったりやんだりでしたが、田植えという作業自体がどこかは濡れる作業なので、皆さん雨は気にならない様子でした。

 田んぼから上がると、汗を流しに諸塚温泉「曙」へ向かいました。温泉から上がり休憩室で地元の食材を使った料理を皆でいただいて休憩した後、再会を願いながらそれぞれ家路につきました。

 ついに2日間晴れ間は見られませんでしたが、おかげで暑くなかったのは幸いだったでしょうか?梅の実りに感謝し、田んぼの実り多きことを祈りつつ、梅干しと梅酒がおいしくできることを期待する第50回の「やま学校」でした。

平成16年6月5日(土)〜6月6日(日) 実施 受講生14名

みんなで梅の実ちぎりです
美しいひょうたん田の光景
梅の実のヘタ取り!細かい作業です
地鶏の料理です
昨日の梅を地元のおばちゃんの指導で漬け込みます
皆さんカッパ姿で古代米の苗取り作業です
田植えも上手に出来ました!

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諸塚村企画課 しいたけの館21
TEL 0982-65-0178