「諸塚でやま学校しよう!」
第43回 2003年7月
 まちむら応縁倶楽部のエコツアー 
 平成15年7月生の第43回実習科目は、「幻の源流探検」「大豆の作付」と「 美味しい!川魚料理」、そしてやま学校講座は「天然ウナギ捕り」と盛りだくさんでした。 

 初日は、やましぎの杜での大豆作付けです。皆さん大変熱心に休憩も取らず作業していただき、予定より早く40分ほどで終了。その後、山小屋で、世話人の甲斐光さんを囲んで、いろいろな話に興じました。

 宿泊予定の「諸塚山渓流の里」へ移動、地元のウナギ捕り名人、甲斐謙二さんと甲斐和実さんによる「天然ウナギ捕り講座」を開きました。えさは「あぶらめ(アブラハヤ)」と「かんたろう(ミミズ)」を用意しましたが、「かんたろうのほうがよく掛かる」という名人の言葉で、いやがりながらもほとんどの人がかんたろうを選んでいました。全員で25ほど仕掛けを作り、渓流の里の上流と下流に別れて仕掛けを付けました。

 夕食の準備を兼ねた川魚料理教室でも、謙二さん、和実さん両名に教えていただき、その日取れたアユとヤマメをさばきました。和実さんから提供していただいた猪肉料理も会わせて食し、夕食会も非常に盛り上がりました。

 翌日は、朝6時に全員起床し、ウナギの仕掛けを上げに行きました。今年はどこの名人もあまり捕れていないという話を聞いていたので心配でしたが、なんとか1つ、しかし60pクラスという大物が上がりました。

 朝の食事の準備と並行してウナギを捌き、昼は焼くだけで良いように準備しました。渓流の里を出発し、川内地区の「幻の源流体験」で、ゴロウソウの滝を甲斐耕平さんに樹木のガイドをしていただきながら、約40分近く掛けて滝まで登りました。滝の美しさも感動でしたが、樹の話に聞き入ったり、質問したり、ゆったり森林浴しながらのトレッキングになりました。

 昼食は、川内公民館の山小屋でウナギと川魚を焼き昼食を摂りました。天然ウナギは脂ぎったところがなく非常によい味でした。

 はじめての諸塚山渓流の里を利用したツアーでしたが、感動あり、人の出会いありの充分楽しい内容になりました。ありがとうございました。

 平成15年7月5日(土)〜6日(日) 実施    参加14名

 

大豆の作付け。皆さん手馴れたものです
名人の指導でウナギの仕掛けです
祈りを込めて、取れますように!
なんと大物が上がりました!
自然観察をしながらのトレッキングです
雄大な滝に感動です!
<参加者の声>
・自然の懐に抱かれて、初対面の方々と打ち解け合って過ごせましたことは、元気回復になりました。
・現代の文明社会に生きていて疑問を感じることがありますが、反省の原点に触れたような気がしました。
・独身の頃は、山仕事を教わったり、沢登りをしたりしていましたが、結婚して子供ができるとリスクのある体験が出来なくなりました。子供連れや若いときほど体力のない中高年がツアーの参加者になることは、皆さんどのようにお考えでしょうか?
・今回もツアーがとても素晴らしく、また我が子が参加者の皆さんの中でまた一つ成長しましたことに感謝いたします。

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