みやざき百山
黒 岳

 黒岳は、諸塚村の最高峰です。諸塚村西部、椎葉村との境にあり、国道503号線の宮の元バス停から車で30分ほど上った村道沿いに登山口広場があります。
 途中の山頂付近には村内最大のブナの原生林が見られます。麓の紋原集落には、九州では極めて稀な福寿草の群生地(群生地では日本の南限)があります。また、小さいながらも石灰岩質の山特有の鍾乳洞も発見されています。

 その他にも、モロツカミツバツツジ、チョウセンキンミズヒキ、マンシュウハシドイ、クサタチバナ、キレンゲショウマ、ヤマホウズキ、クロフネサイシンなど、多くの貴重な植物の宝庫でもあります。平成22年3月に宮崎県野生動植物保護条例に基づく「重要生息地」の指定を受けました。

 また、毎年10月の紅葉の時期に地元主催で「黒岳もみじ祭り」が行われていますが、九州各地の登山愛好家たちに密かな人気を集めています。

  「秋の黒岳を歩く」  黒岳登山道地図 

標高 1455m