ネムノハナ(合歓の花) 
 合歓(ネム)の木は、マメ科の落葉樹で、諸塚では河川沿いの道路際に良く見られます。葉は細かい羽状複葉で、触るとすぐにしおれてオジギソウによく似ています。梅雨の7月ごろにピンク色の花をつけます。

ネムノハナは、日没前に開花して、夜になると葉は閉じて眠るように見えるので「ネムノキ」と言うそうです。花の可憐さから、歌の題材に良く使われています。

『我妹子が 形見の合歓は 花のみに
 咲きてけだしく 実にならじかも 』    大伴家持

『象潟や雨に西施がねぶの花』       松尾芭蕉「奥の細道」


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