やましぎの杜
皮屋根葺き復活プロジェクト
 

 やましぎの杜は、築130年以上の古民家を改修した体験交流施設=森の古民家第1号です。囲炉裏やかまど、五右衛門風呂など、懐かしい民家の造りに、ウォ主レットや給湯設備など近代的なエッセンスが加味された、とても快適な体験宿泊施設です。

 中でも屋根は50年ぶりといわれる杉の皮葺きが特長で、このWebは平成10年秋に実施したその杉皮葺きの記録です。 

 

「杉皮屋根葺き体験講座」
 現在、宮崎県諸塚村の標高640Mを越える山間にある上合鴫(ごうしぎ)地区では、古い民家を改修して都市と山村との農林業体験型交流施設の整備が進められています。そこでは、この地域で古くから行われていた屋根の杉皮葺きを復活させます。数十年ぶりという非常に貴重な作業でもあり、伝統技術の伝承のためにもその作業を公開して行いますので、是非ご参加ください。

場 所:諸塚村合鴫地区民家改修工事現場(宮崎県諸塚村大字七ツ山)
参加者:建築士会関連の方,マスコミ(テレビ,新聞社)関係の方に限定
定員:15名
日 程:平成10年12月6日(日)
9:30 諸塚村役場集合
10:00 上合鴫着 簡単な作業説明の後、屋根葺き作業
12:00 昼食 (弁当)
13:00 屋根葺き作業
〜15:00 終了・解散
指 導:甲斐 光氏 西田信男氏
経 費:参加費無料 (当方で弁当は用意します)  

杉皮を採取した山 木べラで丁寧に皮を剥ぎます
大変手間の掛かる作業です だんだんと集まってきました
皮は1ヶ月ほど乾かします 現場で50年ぶりの葺き方を検討中
都市市民に呼びかけスギ皮屋根葺き体験ツアーを実施しました
遠くは北九州・福岡から大勢の参加がありました
見事に完成です