台風被災速報H171401

　９月５日から６日にかけて襲来した台風１４号は、昨年の台風を超える被害を諸塚村にもたらしました。特に雨が激しく、降り始めから総雨量１０００mm（年間雨量の４０％）、２４時間雨量でも７３６ｍｍと昨年を上回る凄まじい雨でした。

　幸い人的被害はありませんでしたが、全壊を含めた被災家屋が多数出ました。道路も寸断され、一時連絡の取れない集落もありました。中でも、昨年河川増水で床上浸水した商店街が、またも大増水し、一部の家屋が流出するなど被害は昨年をはるかに越える状況です。

　７日夜まで、しいたけの館２１が停電し、長時間のサーバーダウンでご迷惑をお掛けしました。復旧後８日からは通常の数倍のWebアクセスがあり、また多くの皆様にご心配のメール等を頂きました。誠にご心配をお掛けしております。

　１２日までに、村内の全家屋に至る道路を仮復旧し、孤立集落はなくなりました。また、村内の全域で電気が復旧ました。しかし、まだ家屋の被害で避難生活を余儀なくされている方も多くあり、問題は山積していますが、その対策に全力で取り組んでいるところです。

　今後の情報については、新設したBlog「がんばろう！諸塚」で紹介する予定ですので、ご確認ください。

　また個別の情報をお尋ねの場合、（できればメールで）下記までお申し付けください。

※台風１４号被災の義捐金について　

中心部の被災状況

　耳川本流の増水で柳原川と七ﾂ山川の合流点を中心に商店街および周辺住宅地に大きな被害が出ました。

台風襲来時の写真　　６日撮影

商店街に流れる柳原川の氾濫：左が昨年、右が６日午前１１時ごろ
昨年見えていたガードレールやミラーが見えません

しいたけの館２１ほたる橋の増水：左が昨年、右が６日午前１１時ごろ
昨年まだ見えていた石垣を超える勢いでした。

被災状況の写真　７日撮影　　　　　　　　　　　

諸塚商店街の状況
濁流が商店街を飲み込む。一部家屋を押し流し、国道をふさいでいる

被災状況の写真　８日撮影　　　　　　　　　　　

諸塚木材加工センター第１工場
対岸山林（西郷村）の地すべり崩落で敷地が崩壊
（川の中に見える斜めの棒状のものが元の護岸擁壁の基礎）
※幸い工場プラント自体とメインの第２工場は無事でした。

ダムに流れ着いた大量の流木と土砂
通常水位をはるかに超える増水のため、河川沿いの山腹崩壊が相次いだ

主要な道路の状況　　　　　　　　　　　　　　

（村内主要道路）　

国道３２７号線　諸塚村⇒椎葉方面　～（仮復旧しました）通行できます
国道５０３号線　諸塚村役場⇒飯干　～通行できます
県道５０号線　　諸塚村役場⇒日諸峠　～（仮復旧しました）通行できます
県道２０９号線　　諸塚村役場⇒桂峠　～（仮復旧しました）通行できます

（宮崎・日向方面から）　仮復旧しました　　
国道３２７号線　日向市⇒諸塚村役場　～通行できます

（延岡方面から）　仮復旧しました
国道３８８号線　延岡市⇒諸塚村　～通行できます

（熊本方面から）　
国道５０３号線　五ヶ瀬町⇒飯干峠⇒飯干　～（仮復旧しました）通行できます
国道２６５号線⇒国道３２７号線（椎葉村⇒諸塚村役場）
　～～（仮復旧しました）通行できます

六峰街道　五ヶ瀬町⇒諸塚山⇒池の窪GP
　　　　　　　　　　　　　　　　　　～日諸峠付近で路肩決壊のため全面通行止め
六峰街道　北方町川水流⇒中小屋⇒池の窪GP⇒諸塚村役場　通行できます

H17年11月30日現在

このウェブ掲載の情報に関してのお問合せ
　エコミュージアムもろつか「しいたけの館２１」
（諸塚村企画課　および諸塚村観光協会事務局）
℡0982-65-0178 Fax0982-65-0189
e-mail ecom@vill.morotsuka.miyazaki.jp